【独自】自民党“不適切懇親会” ビキニにチップは奈良県連青年局長 「品位欠く」厳重注意【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-04-03 09:57

自民党青年局の懇親会で性的なパフォーマンスが行われた問題。ビキニ姿のダンサーにチップを挟んだ人物は、奈良県連の青年局長だったことが、私たちの取材でわかりました。「酒に酔っていた。不適切で反省している」と話しているということです。奈良県連は厳重注意としていて、今後のけん責処分を検討しています。

【写真を見る】【独自】自民党“不適切懇親会” ビキニにチップは奈良県連青年局長 「品位欠く」厳重注意【news23】

去年11月、和歌山市内で開かれた自民党青年局の懇親会。

およそ50人の国会議員や近畿地方の地方議員らが参加するなか、露出の多い過激な衣装で踊るダンサーたち。

口移しで千円札のチップを渡していたのは、自民党の世耕弘成前参院幹事長の秘書でした。

そして、私たちが入手した画像にはビキニ姿のダンサーに男性がチップを挟み込む姿も…

周りで拍手を送っているのが大阪府内の市議や町議らであることがこれまでの取材で確認されていましたが、新たに2日、この男性が奈良県連の青年局長だったことがわかりました。

自民党奈良県連は、私たちからの問い合わせを受けて実施した本人への聴き取りで、チップを渡していたのが青年局長であったことが「確認された」と明らかにしました。

男性は議員ではありませんが、奈良県連の青年局長として、自民党青年局の近畿ブロック会議に出席していました。

懇親会に参加した議員
「奈良の青年局長(当時)がダンサーの体に触れているのはまるで風俗店のようでほんま嫌やった。明らかに行き過ぎだった」

県連の聴き取りに対して、青年局長は…

自民党奈良県連青年局長(当時)
「当日はかなりの酒を飲んで酔っていた。勧められてチップを渡したが、不適切で反省している」

私たちは先月、東京都内で開かれた自民党大会に出席していた男性を直撃しましたが…

最寄り駅までの10分以上、携帯電話で通話を続けた上で、「話せない」として、説明を拒否しました。

奈良県連は「主催県があらかじめ千円札を用意するなど、助長していたとはいえ、品位に欠ける振る舞いだった」などとして、先月26日付で厳重注意とし、今後、けん責処分を行う方向で検討を進めているということです。

また、青年局長は問題の行為が明らかになる前の2月に任期満了で退任しているということです。

×