ダルビッシュ8点差からの大逆転劇で黒星回避「筋肉使って疲れてしまった」大ベテランも短時間でアジャストできず

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-04-09 15:54
ダルビッシュ8点差からの大逆転劇で黒星回避「筋肉使って疲れてしまった」大ベテランも短時間でアジャストできず

■MLB パドレス 9ー8 カブス(日本時間9日、ペトコ・パーク)

パドレスのダルビッシュ有(37)が9日(日本時間)、本拠地でのカブス戦に今季4度目の先発登板。3回、65球を投げて、被安打4、奪三振4、四死球4、失点4。チームは0対8と8点リードされた6回に7点を奪うと、8回裏にF.タティスJr(25)が4号逆転2ランを放ち、球団記録タイとなる8点差の大逆転劇、ダルビッシュの負けも消えた。

「あのイニングは力んで投げてしまっていたので、バランスが良ければ体の連動使って特に筋肉とかあんまり使わずに投げられるんですけど、バランスが取れなかった分、筋肉使って疲れてしまった分がありました」と2回には2死を奪いながらもツーベースを浴びると2四死球で満塁とすると、2本のタイムリーを浴び4失点。2死から得点を奪われる悪い流れを振りかえった。

「痛いとかじゃなくてもいろいろあるんで、投げていると。そういうところにいかにアジャストしていくかということが大事なので、そこをうまく修正できなかったという感じですね」と冷静に判断していた。

さらにボールを気にしている部分も見られたが「ボールがちょっと僕の中でしっくり来ていなかったんで何回も変えてたんですけど。で、2回終わったあとも、ボールボーイに“ちょっとボール見してくれ”って、いろいろやってたんですけど」とアジャスト出来なかった事を口にした。

気になった部分とは「シーム(縫い目)がなかったですね。シームが高いとか低いとかあるじゃないですか?低いのはいつもあるんですけど、それ(ボール)は変えれば普通のが来るんですけど、今日はなかなか来なかったので。その中でも相手ピッチャーはいいピッチングしてたので。そういうところを見ても、自分にできるところがもっとあったのかなと思いますね」と反省点をあげていた。

メジャー2度目となるカブスの鈴木誠也(29)に1球目からツーベースを打たれた事に「基本的にはかなり消極的なバッターなんですけど最初、振ってこないかなと思ったんですけど、多分そこを逆手にとってきたという感じがしましたし、2打席目はちょっと自分がこう、勝負できる状況になかったというか、そこが自分の中では悔しいところですね」と反省しきりだった。

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