春の大雨…通勤時間を直撃「傘がボロボロ」「目が開けられないぐらい」桜の花びらも散ってしまう

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-04-09 16:26

前線や低気圧の影響でけさ、関東や東海の広い地域が大荒れの天気となり、通勤時間帯を直撃しました。

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最大瞬間風速25.8メートルを観測した、けさの横浜市内。激しい雨などが通勤・通学の時間帯を直撃しました。

記者
「風も体を持って行かれそうになるくらい、時折強く吹いています。うぉ~…ちょっと目が開けられないくらいですね」

風にあおられて転倒したのか、立ち上がれなくなってしまった女性の姿も。

通勤客
「(Q.風や雨が来ていますが)短い距離なんで耐えるだけです」
「傘がボロボロになりました。来るだけで」

東京都内でも。

「お台場の恐竜博に行こうと思って来たんですけど、すごい天気で…。風に飛ばされ…」
「もうだめ。お父さん掴んでないと」

記者
「東京・お台場です。風の影響で桜の枝が上下に揺れています。花びらも散ってしまっています」

各地の桜の名所にも春の嵐が襲来。“花ちらしの雨”となりました。

記者
「川崎市中原区の解体工事の現場です。足場が崩れ、電柱に引っかかった状態になっています」

一方、川崎市では強風の影響か、解体工事現場の足場が崩れ、近くの電線にひっかかりました。けが人はいませんでしたが、この影響で付近の住宅で停電が発生したということです。

近所の人
「瞬間的なものすごい音がした。雷が落ちたような。停電して、しばらくブレーカーが落ちたのかなと。風が強いなとは思っていたが、まさかこういう状況とは分からなかった」

降り続く雨の影響はこんなところにも。

勢いよく流れ出る、大量の土砂。これは、山梨県鳴沢村の富士山を流れる大沢川で発生した「スラッシュ雪崩」の映像です。気温が上がって解けた雪の上に雨が降り続いたことなどで発生し、2時間後には下流の静岡県富士宮市でも観測されました。

活発な雨雲はすでにピークを過ぎましたが、気象庁は引き続き土砂災害などに十分注意するよう呼びかけています。

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