ドジャース大谷選手の元通訳・水原一平氏が違法賭博に関与したとされる問題で、水原氏が大谷選手の口座から金を盗んだことを認める方向だと現地メディアが報じました。
大谷選手の口座から賭博の元締め側に450万ドル、日本円でおよそ6億8000万円もの送金があったと報じられている水原氏の違法賭博疑惑。
大谷選手は関与を否定しています。
ドジャース 大谷翔平 選手
「結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで…」
連邦当局の捜査が行われる中、ニューヨーク・タイムズは10日、関係者の話として、水原氏が大谷選手の口座から金を盗んだことを認める方向だと伝えました。
捜査当局は大谷選手の口座からの送金が本人に通知されないよう、水原氏が口座の設定を変更できたとの見方を示していて、送金額は450万ドルを超える可能性があるとみているということです。
また、問題発覚後、公の場に姿を見せていない水原氏の動向について、ニューヨーク・タイムズは、先月、開幕戦が行われた韓国からカリフォルニア州に戻った際、飛行機を降りた後に当局が接触したものの、身柄は拘束されなかったと報じています。
一方、捜査当局は大谷選手にも水原氏との関係を調べるため、事情聴取を行っていたということです。
ドジャース 大谷翔平 選手
「僕自身は何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したことも、もちろん、まったくありません」
この問題を当初から報じていたESPNは関係者の話として、「大谷の主張は正確だ」とした上で、今後、水原氏が訴追される見込みだと伝えています。