円相場が1ドル=153円台とおよそ34年ぶりの円安水準となっていることに対し、経済界から懸念の声が上がっています。
【写真を見る】円安に柳井会長「日本にとって良いわけないですよね、これ」企業経営者から懸念の声
ファーストリテイリング 柳井正 会長兼社長
「我々の会社だけではなく、(円安が)誰にとっても日本にとっても良いわけないですよね。世界の中の日本、円安になること自体を喜ぶような人はちょっとおかしい」
ローソン 竹増貞信 社長
「153円をつけたことは消費マインドにとって、ややネガティブではないか。円安になって原材料が上がると企業努力もするが、価格にとってはプラスにはならない」
コンビニ大手「ローソン」の竹増社長は円安による物価高で消費が冷え込むことへの警戒感を示しています。
円相場はさきほど、1ドル=153円28銭まで下落し、およそ34年ぶりの円安水準を更新しました。