まだ4月にもかかわらず、暑い日が続いています。
4月15日には北日本や東日本で季節外れの暑さとなり、新潟県三条市で32.5℃を記録するなど、全国303か所で夏日を記録しました。
この暑さで注意したいのが「春の熱中症」です。
【写真を見る】4月でも暑い!「春の熱中症」に要注意 暑さに慣れる対策は【ひるおび】
春の熱中症を防ぐには「暑熱順化」
春の熱中症の原因として、
▼体が暑さに慣れていない
▼日中と朝晩の気温差が大きい
などが挙げられます。
友利新医師:
人間は徐々に暑さに慣れていって、体温が上がると汗をかいて体温を下げる機能があります。
でも今はエアコンをずっと付けていたり、汗をかく習慣がなかったりすると、熱がこもって体温が上がっていても自分で下げることができない。
季節が普通にゆっくり進むとちゃんと季節に慣れていくんですけど、急に暑くなったり急に寒くなったりすると体がついていかないんですよね。
熱中症を防ぐためには、暑さに慣れていく「暑熱順化」が重要です。
暑熱順化ができていないと、
▼熱を放散しにくい
▼汗に含まれる塩分が多い
▼体温が上昇しやすい
など、熱中症になりやすい状態となってしまいます。
暑熱順化をするには、通常2週間ほどかかります。
暑さに慣れるためには「汗をかく」
▼2日に1回は、湯船につかる入浴をする
▼筋トレやストレッチなど適度な運動をする
運動目安は30分 週に5日~毎日
▼ウォーキングやジョギングをする
運動目安は30分 週に5日
友利新医師:
全部汗をかく練習です。やはり日頃からちゃんと汗をかいて、ちゃんと体温を下げる練習
をしていかなきゃいけない。
恵俊彰:
サウナでもいいですか?
友利新医師:
サウナでもいいですよ。その時も水分補給はしっかりしてください。
汗をかくにはお風呂が一番いいかもしれないです。
気象予報士 森朗氏:
運動を毎日するのはなかなかきついですもんね。
今(暑熱順化を)やっておくと、夏に向かって良いということですね。
(ひるおび 2024年4月16日放送より)