![天皇陛下「英知を結集し、ともに手を携えて」世界の科学技術の発展を願われる 両陛下で「日本国際賞」授賞式に](/assets/out/images/jnn/1117705.jpg)
天皇皇后両陛下は、優れた功績をあげた科学技術者に贈られる「2024年日本国際賞」の授賞式に出席されました。
午後2時半すぎ、タキシード姿の陛下とドレス姿の皇后さまは、東京・千代田区の帝国ホテルに到着し、出迎えた関係者と挨拶を交わされました。
「日本国際賞」は世界の科学技術者の中から、独創的な成果で人類の平和と繁栄に貢献した人に贈られる賞です。
今回の受賞者は3人で、イギリス人のブライアン・ホスキンス博士(78)とアメリカ人のジョン・ウォーレス博士(83)は、データ解析などを通じて異常気象の予測に貢献したとして受賞し、アメリカ人のロナルド・エバンス博士(74)は人体におけるホルモンの受容体の構造を解明した功績で受賞しました。
両陛下は受賞者が会場に一人ずつ呼ばれて入場すると、にこやかに拍手をおくり、陛下は授賞式で次のようにお言葉を述べられました。
「近年、世界が地球規模で直面する課題は、ますます多様化し、複雑化してきています。私たちはより広い見識の下、様々な分野の英知を結集し、ともに手を携えて、これらの課題の克服に努めなければなりません」
陛下は「日本国際賞」が科学技術の発展に一層寄与し、人類の平和と繁栄に貢献することを願われました。