群馬・高崎市で9歳の女の子が遮断機や警報器のない第4種踏切で列車にはねられて死亡したことを受け、高崎市は市内すべての第4種踏切を廃止することを決めました。全国的に廃止のきっかけとなるのでしょうか。
【写真を見る】第4種踏切21か所を原則廃止へ 地元住民の声を受け迂回路を整備した自治体も【Nスタ解説】
第4種踏切 全21か所廃止へ 住民の合意どこまで進む?
井上貴博キャスター:
警報機や遮断機のない「第4種踏切」について、群馬・高崎市は市内にある21か所 全てを原則廃止する方針を決めました。
しかし廃止について住民との合意が得られない場合は、警報器や遮断機のある「第1種踏切」に改修する方針だといいます。
改修費用は2000万円ほどかかるそうですが、半分ほどは国の補助、残りの半分を市が負担して進めていくとしています。
ホラン千秋キャスター:
ほかの地域でも、ベストな形と安全性のバランスを探っていくことになりそうです。
井上キャスター:
茨城・筑西市では、「第4種踏切」を2018年に廃止することを決めました。もともと140mほど離れた場所に「第1種踏切」があったのですが、地元住民の声を受け、利用を容易にするための迂回路を自治体主導で整備しました。迂回路の一部は、鉄道会社の土地でしたが、話し合いを進め、費用に関しては筑西市が負担することで「第4種踏切」を廃止することができたということです。