「くる恋」主人公に用意した衣装は300着 “めるる”だから似合うんじゃない、プロが教える洋服選びのポイント

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-04-24 12:02
「くる恋」主人公に用意した衣装は300着 “めるる”だから似合うんじゃない、プロが教える洋服選びのポイント

TBSで放送中のドラマ『くるり〜誰が私と恋をした?〜』。主人公・緒方まこと(生見愛瑠)が着ている衣装などを一手に担うスタイリスト・池田友紀氏に、仕事の流儀、そしてファッション迷子の人へのアドバイスなどを聞いた。

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“めるる”だから似合うんじゃない。洋服選びで心がけていること

そもそもドラマの登場人物たちが着る衣装は、どうやって決まっていくのだろうか。

「まずは台本をいただいて、監督やプロデューサーなどの主要スタッフ全員が集まってカンファレンスをします。登場人物のキャラクター設定を聞いた上で、大まかな服のテイストなどを話し合います。それを元に“衣装合わせ”と呼ばれる、役者さんに実際にフィッティングしてもらう打ち合わせに向けた準備がスタート。様々なブランドから衣装を借りるのですが、今回はリースした量が特に多かったんです」

常に数十着の衣装が並ぶドラマの撮影現場だが、その衣装を担当する池田氏が“多い”と語るその量とは…。「生見さん演じるまことの洋服だけで、ラックが大体10個分。ラックひとつで30着くらいの洋服がかかっているので、300着くらいですかね」と回顧する。

「髪型やメイクもその衣装合わせで決めるので、生見さんに実際の“まこと”として衣装を着ていただきます。ただ、物量があったのでそれはもう本当に大変でしたね」と語るが、これだけの物量になったのは、本作が持つ“ミステリー要素”というのも関係しているのではないだろうか。

「そうですね。1話の最初のシーンで事故に遭ったまことが記憶喪失になってしまい、バッグの中にあった男物の指輪の相手を探すというストーリーなんですけど、そもそも記憶を失くす前の洋服を揃えなければいけないという特異性がありまして。記憶を失くす前のまことが着ていたのは、色味やディテールを抑えた悪目立ちしないモノトーンの洋服。クローゼットの中の大半を占めているという設定でしたから、それだけでもかなりのコーディネート数を用意しました。後半で徐々に明かされますが、端の方にはデート服というか“港区女子”みたいな洋服も入っていましたし。そして、引き出しの中には“まきづめ”パーカーが入っているという(笑)。記憶を失くす前だけでも相当量ありますよね」

さらに、連続ドラマファッションに対して感度が高い人にとっては、「1話だけを観ていたら、“あれ? なんか地味だな”って感じたんじゃないかしら(笑)」と続ける。

だが1話後半、そして2話以降からはまことのファッションは激変。池田氏が得意とするカラフルで華やかな衣装が頻出する。

「それまで地味な感じというか、簡単なコーディネートで済んでいたのですが、記憶喪失になり“自分探し”を始めたまことが選ぶ洋服は真逆で。今のまことが本当に好きなものを感じたままに買う、着こなす、そんな様をイメージして洋服を選んでいます。まこと自身、お金持ちというわけではないので、身の丈に合った金額のものが多く、手に届きやすいアイテムで揃えることを意識しています」

さらに、「まことらしいファッションという意味では2話がスタートです」と教えてくれた。春らしい装いで、笑顔の絶えないヒロイン・まことによく似合ったカラーリングの洋服が多いが、その辺りに監督やプロデューサーからのオーダーはあったのだろうか?

「それこそ、春ドラマなのでキレイで明るい色にしたいというオーダーでした。男受けや女受けというのではなく、まことが可愛いと思ったものを可愛く着こなす、それだけを意識しています。同じアイテムが並ぶ中だったらなるべく色がキレイなもの、生見さんだから似合うというわけではなく、誰もが可愛く着られる洋服選びをモットーにしています」

だが本作で唯一、池田氏が担当していない洋服が“まことの部屋着”。実はこれ、八木亜未プロデューサーが直々にこだわって“作った”もの。「八木プロデューサーはファッションに興味のある方で、ご自身でイラストレーターさんを探されて、あの形に仕上げていらっしゃいました。自室で誰にも見られない状況だったら、素のまことはジャージよりも好きなデザインのパーカーやロングTシャツを着るんじゃないかと仰ってましたよ。思いを込めて作り上げられたオリジナルなので、その登場シーンは私も楽しみです(笑)」。ジワジワと視聴者の心を掴みつつある、“まことの部屋着”の思いもよらぬ爆誕秘話が明かされた。

ファッション迷子に伝えたい、失敗しない鍵はパーソナルカラー!

ここまでスタイリスト・池田氏の、本作にまつわる仕事の裏側を掘り下げてきたが、池田氏が日々向き合う洋服とは、生活の三大要素でもある衣・食・住の一角を担うほど大切なもの。そこでファッションのプロ・池田氏に、自分に本当に合った服選びのポイントを聞いてみた。

「そんな仰々しいことは言えないですけど、自分の好きなものを着るのが一番だと思うんですよね。記憶喪失になる前のまことじゃないですけど、周りに合わせた無難な色味や形の洋服を着ているんだろうなって方が本当に多くて。現場のスタッフさんにももっと明るい色の洋服を着たらいいのにって、つい言っちゃうんです(笑)。私は記憶喪失後のまことみたいに、好きなものを好きなように着てファッションを楽しむのがいいと思っている派なので。そういった意味では、ドラマを観てそういうところも少しでも感じ取ってもらえたら嬉しいですね」

そうは言っても自分の好きな色と似合う色が分からずに“カラーリング迷子”になっている人が多いのも現実。その点について伺うと、「こういう仕事をしているので、よく“どの色が似合いますか?”って聞かれるんですけど、基本的に自分が好きだと感じる色が似合うと思っています。ただ、少しだけ専門的な話になりますが、昨今話題のブルベ肌・イエベ肌や、パーソナルカラーでもある春夏秋冬の4シーズンとか、自分はどのタイプに近いのか知っておくといいかもしれません。一括りにピンクやブルーといっても様々なトーンがあるので、その中で自分に似合うカラーの洋服を1着用意しておくのがオススメです。可愛いと思っているけどコーディネートが難しくて着られない洋服などは、インナーや差し色に自分のパーソナルカラーである色の服を合わせるだけで、コーディネートがまとまるので」と、まさに目から鱗のアドバイスが。さらに「似合わない色なんてないので、カラフルな服を着ることに躊躇しないで!」とエールを送ってくれた。

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