■第58回織田幹雄記念国際陸上競技大会(29日、広島・ホットスタッフフィールド広島)
男子100mで日本記録保持者の山縣亮太(31・セイコー)が、予選10秒58(-0.4m)でA決勝に進めず。
昨年同様、雨でコンディションが悪い中、ロンドン五輪から4大会連続の五輪出場を目指す山縣は、スタートからスピードに乗れず予選3組で3着。タイムでも拾われずA決勝進出を逃した。
山縣は今季オーストラリアで2レース走り、2月のアデレードでは10秒34(+0.9m)、3月のシドニーでのレースは10秒45(無風)をマーク。前日には「僕にとって4大会連続の五輪出場がかかっているので、今年は特に気持ちが入っている。明日は中盤でまた一つスピードを上げるような伸びのあるレースをしたい」と意気込んでいた。
また、予選1組では多田修平(27・住友電工)が今季屋外初戦に挑んだが、右脚を痛めるアクシデントで途中棄権。スタート直後に走るのを止め、その場に倒れ込んだ。右脚のふくらはぎを抑えながら、車いすでトラックを後にし、関係者によると肉離れを起こしたという。
予選トップは大東文化大の守祐陽。タイムは10秒38。