歴史的円安でもゴールデンウィークのレジャーは海外旅行が人気傾向!データが示す旅行先のトレンドは?

2024-05-02 08:00
歴史的円安でもゴールデンウィークのレジャーは海外旅行が人気傾向!データが示す旅行先のトレンドは?

ゴールデンウィーク真っ只中、一時1ドル160円台に突破した為替相場。“歴史的円安”といわれる状況もあり、SNSのタイムラインには「観光地の水が500リットルで千円以上!!」「ランチが日本円で1万円以上した」など、海外旅行に出た人からの数々の“悲鳴”が並ぶ。そんな現状から、この連休も海外旅行を控える人が多いのでは…と思ったが、実際にはそうではないようだ。この度「TimeTree未来総合研究所」が発表した調査レポートでは、5月の連休に「海外旅行予定」という人が昨年比で161%アップという結果が報告され、その傾向を明確に表している。

5月に「休暇予定」をしっかり入れる人は年々増加傾向

「昨年5月は新型コロナウイルスが5類感染症へ移行した節目の月でした。長らく続いたコロナ禍では、移動時の感染リスクに対する不安や出入国時の手続きの煩雑さから、旅行先としては「安近短」の条件が揃った国内が選ばれることが多くなっていましたが、そこから1年が経ち、長らく行けなかった海外旅行への思いと3~4日の比較的短い連休でも行ける場所、かつ円安という条件が重なった結果、国内と同程度の予算で行ける、近場の海外旅行の大幅な需要増加に繋がったものと考えられます」

今回の調査結果を受けて同総研所長の深川泰斗氏はそうコメントする。

本調査のデータは、全世界の登録ユーザー数が5400万人を超えるカレンダーシェアアプリ「TimeTree」の日本ユーザーを対象に、直近3年間の各年4月1日時点に登録された「5月の予定」をもとに算出されたものだ。調査では、2022年の5月に「休暇予定」をアプリに登録した人の割合を100とし、2023年、2024年のデータを比較。その結果、2022年と2024年の比較で「休暇予定」を登録した割合に14%の伸びがあり、5月にしっかり休暇を取る人が増えている傾向が分かった。

さらに2024年のデータから「休暇予定」と関連性の高い「旅行」の予定を分析したところ、国内旅行の予定を登録している割合が前年比103%とほぼ横ばいであったのに対して、海外旅行と登録している人の割合は昨年比161%と大幅に増加。アフターコロナで海外旅行人気の高まっている状況が明白に。

航空旅行のトレンドが、沖縄・北海道から“近場の海外”にシフト?

さて、ここまで読んだ読者がおそらく気になるのは、「海外旅行復活」の中での人気の旅行先だろう。同調査では渡航先の情報も分析している。

渡航者数で最も多かったのは韓国、次に台湾で、この2地域で海外旅行全体の78%を占める。一方で増加割合では、上位2地域が逆転する結果に(台湾:昨年比379%、韓国:昨年比149%)。日本人に身近なリゾートであるハワイの登録割合も前年比181%の伸びを見せた。対して、同じ調査の国内旅行先では、人気旅行先の沖縄と北海道に出かける人の割合がともに前年比25%の減少。それらを踏まえて「飛行機で行く旅行」が国内から「近場の海外」にシフトしている傾向が読み取れるという。

「新型コロナウイルスの感染リスクで長らく行けなかった海外旅行への思いが戻ってきていることもあり、短期間で行ける旅先が好まれているのではないでしょうか。円安傾向で長く滞在するほどお金がかかるという点も、身近な海外の人気を押し上げていると思います」

そう語った深川氏。さらに同氏は「一方、本調査結果では決して近いとはいえない『ハワイ』への旅行なども増えていることから、今後はより遠い地域への旅行需要も徐々に復活してくるのではないでしょうか」と付け加えた。

コロナ禍の緊張した状況を抜け、初めての、または数年ぶりの海外旅行に出てみようと検討する読者は多いだろう。今回の調査結果を参考にしながら、しっかりと予定を立てて楽しい旅を計画してみては?

【「TimeTree未来総合研究所」未来データレポートについて】
2024年4月1日に設立されたTimeTree未来総合研究所は、全世界の登録ユーザー数が5400万人 を超えるカレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録された90億超の予定データを統計的に分析するTimeTreeの社内研究所。多様性に溢れ、先の読めない時代においても、世間が納得して未来を選べるきっかけをつくるために、予定データから見える世の中の動きや未来の兆しを発信している。月に一度発信する「未来データレポート」は翌月1ヶ月間の予定データを分析し、この先の兆し・トレンドを届けることを目的にしている。

  1. 「意図的な真相隠蔽」 フジ・メディアHDに「ダルトン・インベストメンツ」から2度目の書簡 フジテレビにカメラあり会見要求
  2. 巨大企業とトランプ政権の「蜜月」関係強まる バイデン前大統領が退任前に発した警告
  3. 【独自】兵庫県の斎藤元彦知事 百条委員会がパワハラ認定へ 業務時間外に大量チャットなど
  4. 都庁舎プロジェクションマッピングに1月24日からガンダム登場 企業広告の収入を費用に充てると東京都
  5. 元フジテレビ専務、関西テレビ​大多​​亮​社長が会見 ​中居正広​さんと女性とのトラブルについて「事態を把握していた」「ある種の衝撃を受けた」と語る
  6. 教諭からの不適切指導などにより命を絶った県立高校の女子生徒(当時16) 3度のSOSを出すも学校側は一切対応せず 校長ら4人を減給処分 千葉県
  7. 【1月22日 あすの天気】広く3月並みの気温に 北日本や北陸は雪や雨 金曜日も気温高く、西日本や東日本は15℃前後まで
  8. 2025年1月20日、氷の街『アイスヴィレッジ』がトマムに登場!冬だけの魅力を満喫
  9. 市場から消えた医療機関 『過去最多の786件』 「経営者の高齢化&後継者不在」が深刻化…
  10. 【川崎希】夫・アレクの「忘れ物がひどいから」脳波検査へ「寝てる時のような脳波みたい」「忘れ物しなくなる方法あればいいな〜」
  1. 関西テレビ社長の会見始まる 中居さん女性トラブル時のフジテレビ専務
  2. テレビ朝日は「不適切な行為なし」 「中居正広の土曜日な会」打ち切り発表
  3. トランプ流の「取引」が次々と… 中国に10%関税検討、ロシアけん制
  4. 元フジテレビ専務の関西テレビ大多亮社長、中居正広さんの女性トラブル報道めぐり「多くの皆様にご心配とご迷惑をかけた」と謝罪
  5. 【浜崎あゆみ】声帯を切られた愛犬の ”声” に「必死こいてがむしゃらに生きたい」 ”Never too late to start” (始めるのに遅すぎることなどない)
  6. 「性別は2つ」「パリ協定から離脱」就任式から大統領令“連発”でロケットスタートのトランプ新政権 どうなる今後の日米関係【news23】
  7. 解体工事中のビルの高層階から男性作業員が転落して死亡 東京・港区
  8. ウクライナ軍、北朝鮮兵士捕虜の映像を新たに公開 確保時に電柱に頭を打ちつけ自決しようとしたと主張
  9. 発電管理会社「新日本サービス」に約5億円の所得隠し指摘 東京国税局
  10. バレンタインチョコにも“値上げの波” 「2本あったリボンを1本にして…」
  11. 全国最高値は193.6円で高知県 ガソリン店頭価格【都道府県別一覧】 補助金縮小で1年5か月ぶりの高水準 軽油、灯油の店頭価格も上昇
  12. 飼い主『肉球可愛いいい』→プニプニしていたら…嫌がる様子がなかった猫の『突然の仕草』が怖すぎると13万いいね「警告してるw」「静かにw」
×