アメリカの先月の就業者数は市場の予想を大きく下回る、17万5000人の増加にとどまりました。市場では、FRB=連邦準備制度理事会による政策金利の引き下げが9月にも始まるのではないかとの見方が出ています。
アメリカ労働省が3日発表した4月の雇用統計は、景気の動向を敏感に反映する「非農業部門の就業者数」が前の月に比べて17万5000人増え、およそ24万人の増加を見込んでいた市場の予想を大きく下回りました。
失業率も前の月から0.1ポイント悪化して3.9%となっています。
市場では物価の上昇の原因となってきた労働市場のひっ迫感がやわらいだとして、中央銀行にあたるFRBが9月にも政策金利の引き下げを開始するとの見方が出ています。