ミケ、トラ、ブチなど、猫の柄の種類はたくさんありますね。では、これらは英語名では何と言うかご存じでしょうか。ここでは、猫の柄の英語名をクイズ形式でご紹介します。ぜひチャレンジしてみて下さい。
1.「Mackerel Tabby(マッカレル・タビー)」とは?
英語名で「Mackerel Tabby(マッカレル・タビー)」というのは、サバトラ猫の柄のことを言います。
「タビー(Tabby)」というのは被毛の「縞模様」のことで、主に猫に対して使われますが、他の動物でも使う言葉です。縞模様を持つ動物そのもののことを指すこともあります。
さらに、「マッカレル(Mackerel )」というのは「サバ」のことです。なかなか聞き慣れない言葉ですが、日本語の「サバトラ」も英語の「Mackerel Tabby(マッカレル・タビー)」も、魚のサバから来ていることがわかりますね。つまり、『サバのような縞模様』ということになります。
ちなみに、キジトラなら「ブラウン・タビー」、茶トラなら「レッド・タビー」と呼びますが「マッカレルタビー」は、色というよりは模様のことを指すため、キジトラを「ブラウン・マッカレルタビー」、茶トラを「レッド・マッカレルタビー」と呼ぶこともあります。
色で分類すると、サバトラは「シルバー・タビー」あるいは「シルバー・マッカレルタビー」ということになります。
2.「Calico(キャリコ)」とは?
日本語で「三毛猫」と聞くと、その名の通り「三種類の毛色を持つ猫」だということが想像できますよね。
しかし、英語では三毛猫のことを「Calico cat(キャリコ・キャット)」と呼びます。
キャリコは、もともとはインド産の平織りの綿織物のことです。鮮やかな文様が施された、光沢のある綿の生地のことを言いますが、英語では、「まだら模様」や「更紗文様」の意味もあるそうです。
3.「Tortoiseshell(トーティシェル)」とは?
英語でいう「トーティシェル・キャット(tortoiseshell cat)」というのは、日本語で言うサビ猫のことです。黒や茶(オレンジ)の複雑なまだら模様の猫を指します。
日本語では「サビ(錆)」の名前がつけられていますが、英語で「Tortoiseshell(トーティシェル )」は「べっ甲」の意味になります。こちらの方がずっと美しいイメージですよね。
なお、トーティシェル・キャットは、縮めて「トーティ(Tortie)」と呼ぶこともあるそうです。
4.「Bicolor(バイカラー)」とは?
こちらは、何となく想像がつくかもしれませんね。2つの色の配色を指す言葉で、ファッション業界などでもよく使われています。つまり、猫の2色の被毛の柄のことです。
ただし、猫柄の場合はどんな色の組み合わせでも良いわけではなく、かならず「白」が基本色としてあり、さらに「別の単色」が組み合わさった2色の場合にのみ「バイカラー」と呼ばれます。
ちなみに、バイカラーのパターンで多くを占めるのが「白」+「黒」の配色です。
白黒のバイカラーの場合、「ブラック・アンド・ホワイト(Black and White)」、「マスク・アンド・マント(Mask and Mantle )」、「ブラック・タキシード(Black Tuxedo)」と呼ばれることもあるそうですよ。なかなかかっこいいネーミングですよね。
まとめ
今回は、猫柄の豆知識として、柄の名前の英語名をクイズ形式で紹介いたしました。
猫の柄の英語の呼び名は、容易に想像がつくものもあれば、意外なものもあったのではないでしょうか。
国によって、猫の柄からイメージするものも異なっていて、とても面白いので、ぜひ英語以外の言語についても調べてみてくださいね。
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