がんワクチンの可能性の解明を目指すInfinitopesの論文が査読付き誌に掲載

2024-05-09 17:39

「Human Vaccines&Immunotherapeutics」誌掲載論文が強調したのは、パンデミック以降の腫瘍生物学とワクチン技術の理解の進展

オックスフォード, 英イングランド, 2024年5月9日 /PRNewswire/ -- 世界有数の精密抗原探索プラットフォームと、防御免疫反応を持続的に刺激できるワクチンベクターを組み合わせた総合がんバイオテクノロジー企業Infinitopes Precision Immunomicsは9日、「Human Vaccines&Immunotherapeutics(HVI)」誌に査読付き論文が掲載されたと発表しました。本論文は、がんワクチンの現状と固形腫瘍の治療でワクチン技術が直面している課題について概説した上で、適切なターゲット、適切なベクター、適切なタイミング、適切な患者を組み合わせた、がんワクチンに対するInfinitopesの複合アプローチの強みを説明しています。

「Unlocking Cancer Vaccine Potential:What are the Key Factors?(がんワクチンの可能性の解明:重要な要素は何か?)」と題した査読論文は、HVIのがんワクチン特集号掲載用に同誌編集部から招待され、寄稿したものでした。同社は、オックスフォード大学がんワクチンプログラムの上級研究者と緊密に協力し、査読論文を共著しました。本論文は、がんワクチン開発の歴史、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のパンデミックがワクチン免疫学に与えた影響、固形腫瘍領域でワクチンの臨床開発を成功させるに当たって直面しているハードルについて記述しています。

腫瘍生物学の理解が乏しいことが、これまでがんワクチン開発の進展の大きな障害となってきました。2024年4月に発表された1280万ポンドのシード資金調達を受け、Infinitopesは、相乗効果の最も高い腫瘍ターゲットを正確に同定するため、世界最先端の質量分析装置に資金を投じています。これにより同社は、今年後半に第I/IIa相試験を開始する予定の主力ワクチン候補に加え、さらに5つのがんに対する精密標的がんワクチンにまで開発の手を広げられるようになります。

Infinitopes最高経営責任者(CEO)のJonathan Kwok博士は、以下のようにコメントしています。

「Infinitopesのチームは、効果的ながんワクチンの開発に必要な基礎免疫学に関する膨大な知見を蓄積してきました。当社はこの10年間、ターゲットを正確に絞り、持続的に刺激を与える安価なワクチン療法の設計に必要な構成要素に関する理解を具体化させてきました。権威ある『Human Vaccines&Immunotherapeutics』誌の読者の方々と私たちの学びを分かち合う機会をいただいたのは光栄で、これが将来の共同研究につながることを期待しています」

筆頭著者でInfinitopesエグゼクティブ・メディカル・ディレクターのMichael Grant博士は、以下のようにコメントしています。

「がんの世界的負担が増している一方で、診断の進歩やライフスタイル要因の変化により、クリニックに診察を受けに来る患者層も変化しています。疾病のより初期の段階で導入できる、費用対効果の高い治療に対するニーズが高まっています。がんワクチンはその解決策となる可能性があり、ここ数年だけでも、さまざまなワクチンプラットフォームからエキサイティングな結果が得られ始めています。しかし、将来のがんワクチンの臨床開発を最適化するには、最近の成功だけでなく、過去の失敗からも学ぶことが不可欠です」

オックスフォード大学腫瘍学部長でInfinitopesの科学諮問委員会メンバーでもあるMark Middleton教授は、次のように付け加えました。

「がんが早期に発見されるようになり、既存の薬より安価で忍容性の高い治療法が必要とされている今、がんワクチンは非常に有望です。最近の試験結果は、ワクチンが効くこと、そして比較的安く大量生産できることを示しています。現在の課題は、ワクチンの活性に影響を与えるルールを理解し、適切な患者に適切なタイミングでワクチンを投与できるようにすることです」

「Unlocking Cancer Vaccine Potential:What are the Key Factors??」は、以下からオンラインで読むことができます。

https://www.tandfonline.com/doi/10.1080/21645515.2024.2331486

編集者注

▽Infinitopesについて

Infinitopes Ltdは、英王立がん研究基金(CRUK)とオックスフォード大学の支援を受け、間もなく臨床段階に入る総合がんバイオテクノロジー企業です。同社は、精密抗原探索と高効率ベクター送達システムという2つの世界をリードするプラットフォームを組み合わせ、複数の固形がんを適応症とする免疫学的持続性のあるワクチンを開発しています。主力ワクチン候補は、2024年第3四半期に第I/IIa相試験を開始する予定です。Infinitopesは、抗原探索、免疫学、ワクチン学、腫瘍学、バイオ製造、臨床試験、規制の各分野で社内人材を育成、2022年に英医薬品医療製品規制庁(MHRA)からイノベーション・パスポート「革新的ライセンス及びアクセス経路(ILAP)」を取得しました。Infinitopesは、イノベートUK(Innovate UK)から、Cancer Therapeutics Award(がん治療薬賞)(2022年)とFuture Economy Investor Partnership(未来経済投資家パートナーシップ賞)(2023年)という2つの権威ある最大規模の非希薄化賞も授与されています。同社は2024年、1280万ポンドのシード資金調達を完了しました。Infinitopesチームは、設立時の共同創業者3人から28人のフルタイム社員にまで成長、現在ではオックスフォード大学のバイオエスカレーター・イノベーションビル最大のテナントとなっています。詳細については、www.infinitopes.com をご覧ください。

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