陸海空の自衛隊部隊を一元的に指揮をする常設の「統合作戦司令部」設置を目玉とする防衛省設置法などの改正案が参議院で可決・成立しました。
木原防衛大臣
「宇宙、サイバー、電磁波の領域と陸海空の領域を有機的に融合させつつ、統合運用により、機動的、持続的な活動を行うことが不可欠であります」
この「統合作戦司令部」は、今年度末に東京の市ヶ谷に240人規模で発足する予定で、木原大臣は「事態の状況や推移に応じた柔軟な防衛体制をより一層迅速に構築することが可能となる」と強調しました。
司令部の発足にあわせ、在日アメリカ軍司令部の体制強化も念頭に自衛隊と在日アメリカ軍の連携強化も検討されており、先月の日米首脳会談では指揮・統制枠組みの向上について合意しています。