![イスラエル軍、パレスチナ自治区ガザ北部でも再攻撃か ガザ死者は3万5000人以上に](/assets/out/images/jnn/1165107.jpg)
パレスチナ自治区ガザで、イスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエル軍は、制圧したとしていたガザ北部での攻撃を再開させました。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラによりますと、イスラエル軍は12日から13日にかけてガザ北部のジャバリアで激しい空爆を行いました。ハマスとの間での地上戦も行われたということです。
今年1月、イスラエル軍は「ガザ北部でのハマスの軍事的枠組みを解体した」と発表していましたが、今月11日に「ハマスが再結集している」として退避勧告を出していました。
イスラエル軍は支援ルートを増やすため、ガザ北部にアメリカと連携し、新たな検問所を設置したとしていますが、100万人を超える人が避難生活を送っている南部ラファでの作戦も続ける構えで、被害の拡大が懸念されます。
一方、ガザ保健当局は12日、去年10月の戦闘開始以降のガザでの死者が3万5000人を超えたと発表。また、1万人を超える遺体ががれきの下に埋まったままになっているとの見方も示していて、実際の死者の数は大幅に増える可能性があります。