東京都の墨田区は、区が支給を担当する児童手当について、152世帯に対し、あわせて480万円あまりを誤って支給していたと発表しました。
墨田区によりますと、児童手当が誤って支給されたのは、転出などの理由により受給資格を失うなどした152世帯で、金額はあわせて484万5000円に上るということです。
この152世帯に対しては、4月の支給分について、振り込みが済んでいるにもかかわらず、それが記録されていなかったため、5月になってもう一度、4月分を振り込んでしまったということです。
支給記録の事務処理は1人の職員が担当していて、のちに誤支給に気づき、自ら申し出たということです。
区は今後、複数人で確認作業を行うなど再発防止策を図るとともに、返納を求める文書などを送ることにしていて、現時点で連絡がとれた112世帯からは返納の了承を得られているということです。
東京都内では、杉並区がきのう、ひとり親世帯などが対象の児童扶養手当について、132世帯に対し、あわせて590万円あまりを誤って支給していたことを明らかにしています。
