『猫とフローリング』起こり得るトラブル3選 滑ったり傷ついたり…対策は?

掃除がしやすいことで人気のフローリングですが、猫と暮らすうえでは注意が必要な素材でもあります。とはいえ対策次第では、フローリングでも快適に暮らすことができます。そこで今回は、猫と暮らす際に知っておきたい、フローリングで注意するべき3つのトラブルとその対策を紹介します。

1.滑ってケガをする

包帯を巻いた猫の足

フローリングの床は滑りやすく、ケガの原因になり得ます。方向転換をするときなどに足を滑らせると、転倒したり、捻挫したりする可能性があります。足腰にも負担になりやすく、関節を傷める原因にも。

また高い場所に飛び乗ったり、飛び降りたりしたときに足を滑らせてひねってしまうなどのトラブルにつながる場合もあります。

とくに長毛種は肉球の間にも毛が生えているせいで滑りやすいため、注意が必要です。定期的に確認し、肉球からはみ出た毛をカットするだけでも滑りにくくなります。

また、関節の機能も低下している高齢の猫にとっても負担になってしまうこともあります。

よく走っている場所やジャンプをする場所には、カーペットを敷くなどして滑り止めにすると良いでしょう。

2.温度の影響を受けやすく冷えやすい

毛布に包まっている猫

フローリングの床は、材質や空気の循環などの影響でどうしても冷えがちです。そのため床に近い場所にいる猫は、私たち人間よりも寒さを強く感じているかもしれません。

とくに寒さに弱い子猫や老猫は、温かく過ごせるように対策をする必要があるでしょう。

フローリングの部屋で過ごす場合は、寒くならないようにカーペットやラグを敷くなどして冷気を遮断しても良いでしょう。猫が良くいる場所の近くに室温計などを設置して、時間帯ごとに室温を測っておくと安心です。

また寒くなってしまう場合はペット用のホットカーペットを使うのもおすすめです。

3.フローリングに傷がつく

フローリングでくつろぐ猫

猫と暮らしていると避けられないのが、床の傷です。猫の足には鋭い爪が生えているため、普通に生活しているだけでも床に傷ついてしまうのです。

持ち家なら自己責任ですし、修繕しないという選択もありますが、賃貸住宅の場合は退去時に原状回復が必要になるのが一般的でしょう。その際に想定外の高額な請求にビックリ!ということも少なくありません。

とはいえ猫に走るな、歩くな、というのも無理なこと。傷がつかないようにこまめに爪切りをするのはもちろんですが、事前に対策をしておく必要があるでしょう。

フローリングで快適に過ごすための対策

カーペットの上でくつろぐ猫

フローリングの部屋で猫と暮らすうえでやっておきたい対策は以下の3つです。

  • 滑らないようにする
  • 寒くないようにする
  • 傷がつかないようにする

簡単な対策としては、カーペットやマットを敷くことです。丸洗いできるものや、ペットに対応したものがおすすめです。

ただし猫が走り回ったときに、カーペットやマットがズレてしまうようでは意味がありません。ズレないように加工をしているものを選ぶ、下に滑り止めのマットを敷くなどして対策をしましょう。

なお手軽に敷けることから、ジョイントマットを愛用している人も多いかもしれませんが、おすすめしません。ジョイントマットは簡単に噛みちぎれるため誤飲の可能性が高いからです。ちぎれた断片を猫が飲み込んだ場合、腸に詰まりやすく大変危険だとされています。

まとめ

壁によりかかっている猫

猫と暮らしていると抜け毛は避けられませんから、掃除がしやすいフローリングはとてもありがたい素材です。しかしその一方で、滑りやすく猫の足腰の負担になったり、爪で傷がつきやすかったりといったデメリットがあることも忘れてはいけません。

フローリングで猫と快適に暮らすためには、滑らないようにカーペットやマットを敷くなどの対策を検討しましょう。

また定期的に爪切りをする、足の裏の毛をカットするなど猫のお手入れもこまめにおこなうことが大切です。

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