鄭州、中国, 2024年5月22日 /PRNewswire/ -- 中国の中部に位置する鄭州市では、美術館巡りが都市生活の中での新しいトレンドとなっている。5月18日の国際博物館の日に、河南省鄭州市の各博物館で、「ルクセンブルク文化遺産展」、「許鴻飛彫刻展世界ツアー•鄭州」、ポップアート写真展など、最新の展覧会が開催された。
より多くの若者を訪れてもらうため、鄭州の各博物館では「青銅をテーマにしたコーヒー」など独創的な製品を作り出し、マーダーミステリーや遺物修復体験など、無形文化遺産に関連するインタラクティブアクティビティが行われた。
中国の「八大古都」の1つである鄭州には、合計112の博物館があり、「百館の都市」として知られている。河南博物院、鄭州博物館、黄河博物館などの大型総合博物館だけではなく、鄭州商都遺跡博物院や河南自然博物館などテーマ型の博物館もたくさんある。
鄭州は、人々と文化遺産を結びつけている。例えば、青銅文化をテーマにした鄭州博物館では、青銅文化の要素を取り入れたコーヒーやアイスクリームが提供され始めている。鄭州商都遺跡博物院では、「商都の記憶」という没入型劇場を通じ、来場者はインタラクティブゲームの中で歴史を旅することができる。鄭州鼎藏貨幣博物館では、来場者が古代貨幣の鋳造技術を学び、自分で作ることができる。
中華文明の発祥地である鄭州は、8,000年前の裴李崗文化(はいりこうぶんか)と6,000年前の大河村文化(たいがそんぶんか)を生み出した。約5,000年前、伝説上の黄帝がここに生まれ、都を構えた。約3,600年前の商朝もここを首都として定めて、今でも市内に長さ7 kmの古代城壁が残っています。
現在、鄭州には二つの世界遺産、83の国家保護遺産、147の省保護遺産、約10,000の不可移動文物があり、市内の博物館や展覧会の強固な基盤となっている。
数多くの博物館は鄭州市民の文化生活を豊かにしただけではなく、国内外の観光客も惹きつけている。鄭州は、歴史と文化遺産に関連する革新的なイベントや展示を通じ、活気に満ちた、オープンで包括的な都市文化を世界に示している。