中国政府は、今月31日からシンガポールで開催される安全保障に関する会議に董軍国防相が出席すると発表しました。現地では、およそ1年半ぶりとなる米中国防相会談が行われる予定です。
中国国防省の発表によりますと、董軍国防相は今月29日から来月3日まで「アジア安全保障会議」に出席するためシンガポールを訪問、各国の代表団と会談する予定です。
また、アメリカ国防総省の発表によりますと、現地ではオースティン国防長官との会談が行われる予定で、米中の国防相の対面での会談は2022年11月以来、およそ1年半ぶりとなります。
中国軍は今月24日から2日間、台湾を包囲する形で軍事演習を行うなど圧力を強めていて、会談では台湾情勢が議題になるとみられます。
また、中国とフィリピンが領有権を争い緊張が高まっている南シナ海の問題も話し合われる見通しです。