“38歳のおばあちゃん”が切り盛り!ラーメン激戦区・尾道で「焼肉店のラーメン」に行列ができるワケ【THE TIME,】

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2024-06-14 07:30
“38歳のおばあちゃん”が切り盛り!ラーメン激戦区・尾道で「焼肉店のラーメン」に行列ができるワケ【THE TIME,】

今、ラーメン店の廃業が増加しています。材料費や光熱費などの度重なる高騰で、ラーメン店の倒産件数は過去最多に。(※2023年度/東京商工リサーチ)そんな厳しい状況でも、行列が絶えない店を取材すると、人気のワケが見えてきました。

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厳選こだわりの大粒背脂と巨大チャーシュー

瀬戸内海に面する、広島県尾道市。尾道といえば、言わずと知れた“ラーメン激戦区”。駅周辺で50店舗以上がしのぎを削る中、11時の開店前から行列を作るラーメン店が!

「いつもここの前を通るとすごい並んどる」と91歳の女性も並ぶほど人気なのは、『牛ちゃん 尾道店』。実はこの店、焼肉店なのですが、ラーメン目当ての客が絶えないのです。

1番人気は、「尾道ラーメン」770円

透明感のある、鶏ガラしょう油ベースのスープに、覆うように浮かぶ大粒の背脂。焼肉店の仕入れの強みを生かした“良質の背脂”は、うま味と甘味の宝庫。さらに、丼半分ほどの巨大チャーシューもこの店のウリです。

THE TIME,マーケティング部・原千晶部員も「しょう油のすっきりとしたコクのある旨みと背脂が入っているので深みもある」と感激の味ですが、人気のワケは他にもあるようで…。

地元の常連客:
「アットホーム。お店に来たら『ただいま』って感じで。夫婦で築き上げたこのラーメンを愛情いっぱい作ってくれる味がおすすめです」

“38歳のおばあちゃん”の大家族経営

「ありがとうございます!またお待ちしてます!」笑顔で店を切り盛りするのは、仁田亜美さん(38)。厨房には、夫・雅也さん(43)と長男(21)夫婦、ホールには次男(19)と長女(18)の姿も。

仁田家は、夫婦と21歳から10歳までの子ども5人に長男の妻という大家族。

さらに、5月、長男夫婦に男の子が誕生し・・・

夫・雅也さん:
「38歳のおばあ。帰ったらもうメロメロ」

亜美さん:
「仕事せんといけんけど、仕事できんくなるよね。えへへへ」

仕事が手につかなくなるほどかわいいという孫の誕生。血のつながりはなくても、亜美さんはあふれるばかりの愛情を注いでいます。

子連れ再婚の決め手は“1本のカーネーション”

亜美さんと雅也さんが出会ったのは、13年前。ともに離婚を経験しての子連れ再婚でした。雅也さんには長男・隆生さんと長女・那波さん。

亜美さんには次男・月唯さんと三男・星成さん。

当時、子どもたちは小学生で、似た境遇同士たまに会って話すようになったといいます。

夫・雅也さん:
「初めて子どもら連れて遊びにいった時でも、すぐ波長が合って4人がキャッキャッキャッキャ」

4人の子どもたちはすぐに打ち解け、兄弟のように一緒に遊ぶように。亜美さんの両親も、雅也さんの子を、自分の孫のようにかわいがってくれたといいます。

それでも、雅也さんは「(離婚で)子どもたちには罪悪感しかなかった。無責任なことを絶対にしちゃいけんという、覚悟での再婚だった」と当時を振り返ります。
そして、再婚を決意するきっかけは、子どもたちのある一言だったといいます。

亜美さん:
「『ねえねえねえ、ここでいつになったら一緒に暮らせるの?』みたいな感じで言ってくれて、自分たちも嬉しかったし、そう思ってもらえた。子どもら次第というか、私たちだけの問題じゃないから。あとはやっぱり隆生・・ですかね」
雅也さんの連れ子、隆生さんの様子を見て、大きく心が動いたと話します。

夫・雅也さん:
「母の日とか、小銭を握りしめて『母の日じゃけえカーネーション買いにいきたい』って1本のカーネーションを隆生が買って、『これ亜美に渡したい』って」
当時を思い出し、涙をこらえる亜美さん・・。

亜美さん:
「さみしさというか。お父さんお母さんがいる家族を、隆生が一番望んどったんじゃないかな・・」

再婚後に5番目子ども、華連さんが誕生。しかし、新たな試練が夫婦を襲いました。

地元に支えられ、焼肉店が「尾道ラーメン」に挑戦

再婚当時、『牛ちゃん尾道店』は焼肉だけの店でした。しかし家族が増えてこれからという時に、生レバーやユッケの提供ができなくなり、売り上げが激減。5人の子どもを育てるために、なんとか昼の集客を上げようと始めたのが、尾道ラーメンでした。

夫・雅也さんはラーメン店で働いた経験があったものの、スープ作りに大苦戦。一般的にラーメンのスープは、出汁とタレを器で合わせることが多いのですが、尾道ラーメンは、寸胴鍋の中で、味付けしスープを完成させるので、濃度や味が、安定しにくいのです。

「いろんな方に聞いてアドバイスを頂きながら」と試行錯誤を重ね、ついに「締めのラーメンがええよね」と言ってもらえるように。

夫・雅也さん:
「ほんまに地元の人に支えてもろうたよね」

亜美さん:
「本当に、本当に。ありがたいです」

子どもたちも奮闘中!

そして今や尾道ラーメンの激戦区で行列を作るまでに成長する中、子どもたちも、目の前で働く親を自ら手伝い、引き継ごうとしています。

次男・月唯さん(19):
「すごいお父さんです。すぐに考えたことを行動に移したり。自分にそれはできんから」

長男・隆生さんは名物、巨大チャーシューをスライスしながら「チャーシュー1枚がデカければデカいほど切ったあとが気持ちいい。お客さんの表情を見るのが楽しみで」子どもたちは、店の外でも大奮闘!2度目の試練となったコロナ禍に父・雅也さんが立ち上げた、持ち帰りや、発送用のラーメンを作る工場『吾一』。

「5人の子どもが1つになるように」とつけた名前通り、子どもたちが中心となり、地域の人たちと一緒にスープや麺、チャーシューの袋詰めから、包装、配達などをしています。

今では地元広島や岡山のスーパーで、1月に3500食売れるほどの人気商品に!長女・那波さん(18)は「スーパーなどで並べている時に、お客さんから『待ってたんですよ!』とか言われたら、もうたまったもんじゃない」と嬉しそうに話していました。

行列ができる人気の「尾道ラーメン」。その味は、家族の絆で支えられていました。

家族の雰囲気がそのまま店に

スタジオでは、取材した原部員が「店が本当にアットホームの雰囲気だった」と話し、「亜美さんはじめ家族みんなが明るくて、笑顔が絶えない。その明るい雰囲気がそのまま店の雰囲気になっている」と紹介。

さらに、巨大チャーシューにも話題が及び、櫻坂46の松田里奈さんからは、「美味しそうでしたね~。すごく食べてみたい」と切望の声が上がった。

(THE TIME, 2024年6月13日放送より)

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