下半身の麻痺を伴う大けが。殺処分目前のレスキュー。両足と尻尾の切断手術。壮絶な過去を乗り越えた猫のエースくん。たくさんの人々から受けた愛と優しさを、彼もまた赤ちゃんに伝えていくのかもしれません。
人気YouTubeチャンネル「musubiyori」に新たな家族を迎えた二本足の猫「エース」くんの様子が投稿され、本記事執筆時点で36万再生を記録し話題となっています。「猫と赤ちゃんなんて癒しでしかない」「この家族がずっと幸せでありますように」といった反響が寄せられています。
二本足の猫「エース」くん
エースくんは元野良猫の男の子。交通事故が原因と推察される外傷で後ろ足が不自由となった彼は、2019年夏に沖縄県の動物愛護管理センターに収容されたのち、殺処分目前で埼玉県の保護猫カフェ「ねこかつ」さんにレスキューされました。
後ろ足と尻尾の切断手術。痛覚の麻痺が起因した自傷行為に、排尿時の介助等、いくつかの課題と引き換えに一命を取り留めたエースくん。飼い主さんご夫妻は、壮絶な過去からハンデに至るすべてを受け入るとともに、エースくんを家族に迎えました。
ママさんのお腹に新たな命が芽生えたのは2023年のこと。投稿には、妊娠・出産という大仕事を終え、赤ちゃんと一緒に帰宅されたママさんと、ママさん・赤ちゃんをお出迎えするエースくんの様子が記録されていました。
赤ちゃんとの初対面。エースくんの反応は……
淡いピンクのウエアを纏い、ドアのほど近くに佇むエースくんの背中が。直後、赤ちゃんを抱いたママさんが入室するも、エースくんは新たな家族に戸惑いが隠せない様子。二本の前足でそっと後退し、赤ちゃんから距離をとってしまったようです。
赤ちゃんへの接し方に悩む様子が見受けられた彼も、大好きなママさんが相手なら話は別。ママさんの手のそばで「撫でて」といわんばかりに体を横たえたり、ミルクタイム中のママさんに対し、「構って」といわんばかりの熱視線を送ったそう。
投稿内には先住猫「おむすび」くんと赤ちゃんの対面も。はじめましてのご挨拶をそつなくこなしたおむすびくんでしたが、彼もまた赤ちゃんとの距離感を測りかねている様子。消灯後のシーンでは、赤ちゃんが眠るベビーベッドをしげしげと眺める彼らの姿が捉えられていました。
『さみしかったニャ』 ママさんに甘える愛らしい姿も
その日はママさんに寄り添って一夜を明かしたいうエースくん。終盤には、ママさんの抱っこに身を委ね、うっとり目を細めるキュートな姿も。赤ちゃん返りさながらの甘えぶりは、多くの視聴者を悶絶させました。
新たな家族との対面で見せた戸惑いの表情はもちろん、大好きなママさんとの再会にすっかり甘えん坊となったエースくんを捉えた投稿には、記事執筆時点で400件強の反響が。コメント欄には、赤ちゃんの誕生を祝う声やご出産を終えたママさんへの労いのほか、「オムちゃんとエース君の赤ちゃんへの反応がいつもの性格と真逆過ぎて面白い。エース君はママさんに甘えたいの我慢してたんだね。」「おむちゃんとエースと赤ちゃん…尊いな…むすママさんおかえりなさい」といった感想が殺到しています。
人気YouTubeチャンネル「musubiyori」では、エースくん・おむすびくんの魅力あふれる動画がご覧いただけます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「musubiyori」さま
執筆:2525
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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