【パリ五輪まで1ヵ月】『フランス』に猫にまつわるの話3選 名付けのルールがあるって知ってた?

2024-06-26 06:00

2024年はパリ・オリンピックが開催される年です。当地では3回目の開催となり、もはやオリンピックのベテラン選手。今回は、パリ・オリンピックにちなんで、フランスにおける猫の小話を3つ紹介します。オリンピック観戦と同様、手に汗握りながら、4年に一度の雑学を脳裏に刻みつけてみてください。読むことに意義あり、です。

1.名付けのルールとは?

エッフェル塔と五輪フラッグ

Iliya Mitskavets - stock.adobe.com

フランスは、ヨーロッパの中でもベスト3に入る「ペット大国」です。国民の半数世帯、2組に1組が何らかのペットを飼っています。

魚を除いていちばん多いのは、猫で約30%以上。フランス=犬というイメージがあるかもしれませんが、実は、猫のほぼ半分程度の割合に留まっています。

「ペット大国」と言われるだけあって、フランスには猫の名前にまつわる独自のシステムがあります。血統書付きの猫(犬)限定ですが、その年に割り当てられたアルファベットを名前の頭文字に使うことがルール。

アルファベット順で回っていきますが、K、Q、W、Y、Zに関しては、名前に使えるものがほとんどないため、あらかじめ除外されています。

この制度は、国が血統書管理の利便性を図る目的で、1926年に始まりました。驚くことに、コンピューターでデータ化された現在でも、いまだに同じルールが運用されています。さすが伝統を重んじるお国柄です。

気になる2024年の頭文字は「V」。頭文字にちなんで、オリンピックでの自国勢の活躍を願い、フランス語で勝利を意味する「victoire」と名付ける飼い主さんが急増中、かどうかについては、いまだ確認が取れておりません。ご了承ください。

2.「ペット不可」の物件はない!?

モンパルナスの町並み

AlexMastro - stock.adobe.com

昨今、日本でも賃貸住宅でペット可の物件が増えつつありますが、潜在的な需要と比べると、まだまだ足りないのが現状です。

そういう意味で、フランスは「ペット大国」として日本の先を進んでいます。賃貸住宅に暮らす場合、ペットを理由に入居拒否されることは基本的にありません。

なぜなら法律でペットを飼う権利が保障されているからです。住宅事情のせいで猫が飼えない、というみなさんにとっては、本当にうらやましい限りの環境でしょう。

ちなみに、日本の賃貸情報でよく見かける「ペット可・不可」という記載すら、フランスには存在しません。

電車、バス、地下鉄などの公共交通機関でも、隣に犬や猫がいるのは当たり前。レストランやカフェなどの飲食店でも気軽に同伴しています。まわりへの迷惑を優先的に考える日本と違い、社会全体でペットの存在を温かく受け入れている証です。

日本も同じように、猫や他の動物たちに理解ある環境が整って欲しいものです。

3.「散歩中の猫、スピード落とせ」

猫の道路標識

オリンピックが開催されるパリのお隣、エソンヌ県メヌシーという町には、「Chat en balade, ralentir」という道路標識が近年、登場しました。

日本語に訳すと、「散歩中の猫、スピード落とせ」。ドライバーの死角から飛び出しがちな猫は、常に交通事故の危険性がつきまといます。愛猫家の多いフランスもまた、日本と同じ問題を抱えているのでしょう。

日本だったら、「とび出し注意」や「動物注意」といった味気のないものがほとんどですが、「散歩中」と表現している点がとてもユーモラスです。フランス人の猫への思いやりを感じさせてくれます。

日本に視線を移すと、高知県吾川郡いの町にも猫の道路標識は確かにありますが、フランスのように一般的に普及しているとは言いがたい状況です。

私たちにとって当たり前の光景になれば、フランスと肩を並べる「ペット大国」として、仲間入りを果たした証拠になるのかもしれません。

まとめ

シャルトリュー

世界中が沸くオリンピック期間中も、おそらく、フランスの猫たちはいつもと変わらない生活を楽しんでいるのでしょう。グルメなごはんを食べて、毛づくろいして、スヤスヤ眠って、ときどき飼い主さんを困らせて。どんなときでもマイペースなのが猫の良いところです。

今回は、フランスにまつわる猫の雑学を3つ披露しました。名前付けのルールにせよ、ペットの住宅事情にせよ、ペット大国としての歴史の深さを感じずにはいられません。

日本ももっと猫を飼いやすい環境が整うといいですね。では、4年後のロサンゼルス・オリンピックのときにまたお会いしましょう!

関連記事

猫が顔の近くで寝る4つの理由と飼い主への信頼度
猫が甘噛みをする6つの理由としつけ方法
猫が他の猫の首を噛む理由と止めさせる方法
「猫になりたい」人間の願望に猫が『マジレス』した結果…かわいすぎる"働きっぷり"が258万再生「私より働いてるw」「ごめんなさいw」
猫が幸せを感じた時にみせる10の仕草

  1. 『はま寿司』で食事した【39人発症】 「ノロウイルス」集団食中毒 3月は【2店舗】で発生…
  2. 【 美奈子 】 「身の安全が第一」「待ち伏せ、ピンポンダッシュ、ゴミ漁り」 一家で緊急引越し 警察や自治体に 相談の末、決断
  3. 天皇皇后両陛下 マクロン大統領夫妻と昼食会 通訳入らず4人だけで1時間半 面会は7年ぶり
  4. トランプ演説 ホルムズ海峡めぐり「開通すればガソリン価格も下がるだろう」 一方で航行の安全確保については「海峡通じて石油を輸入している国々は守り抜かなければ」
  5. トランプ演説“失望” 株価1276円安、原油価格は上昇で1バレル106ドル台に いま日本の「八橋油田」に“期待”も…ガソリンスタンドには「出荷停止の通知書」
  6. 東京・千代田区の千鳥ヶ淵で桜の木1本が根本から折れる けが人なし 千鳥ヶ淵緑道では「さくらまつり」開催中 ライトアップ実施を判断へ
  7. 「エスカレートは誰の利益にもならない」中国外務省 トランプ大統領の演説を批判
  8. 都内 桜の名所で倒木相次ぐ 千代田区「千鳥ヶ淵」と世田谷区「砧公園」 けが人はなし
  9. 【速報】横浜・戸塚区で乗用車と小学生くらいの女の子が接触する事故 乗用車運転の男を逮捕 女の子は意識不明の重体
  10. 【 スリムクラブ・真栄田賢 】 「4歳の時、実家が火事になってさ。原因は俺でさ」 衝撃の過去を告白 「お家を暖めようと思って…」 震える息子に 母は…「暖めすぎよ」
  11. 「闇バイト」をAIで検知せよ 求人サイトなどの取り組み 「未経験でも高収入で稼げる」都内の高校生5人に1人がSNSなどで「闇バイト」と思われる情報に接触
  12. 【 中川安奈 】 フリーになって1年を報告 「毎日が楽しくて仕方なくて」「人生で1番エゴサをしてしまった日々でもあったと思います...」