「犬が言うことを聞いてくれない…うちの子はちょっとお馬鹿さんなのかもしれない…」こんなことを言う飼い主さんはとても多く、日本人特有の謙虚さとは別に本気でそう考えている人もいます。しかしそれは決してあなたの犬が劣っているわけではなく、単純に伝える側である人間の伝え方に問題があるのがほとんどなのです。
犬が言うことを聞いてくれないのは伝え方が原因の場合も
犬が言うことを聞いてくれないのではなく、単純に伝え方が犬にとってわかりにくくどうしたらいいのか犬も困っているだけなことがほとんどなので、まずあなたがやるべきことは伝え方を変えることです。
犬は非常に賢く寛容な動物ですから、ある程度わかりにくい情報であっても試行錯誤しながら理解しようと頑張ります。
しかしその頑張りが人間が求めるものでなかった場合「なぜ言うことを聞いてくれないのだ」となってしまい、犬に苛立ちさえも覚えてしまうこともあるでしょう。
ですが、それは犬もどうすればいいのかわからず困っているので、ぜひ困っている状況を助けてあげてほしいのです。
犬にとってわかりやすく親切な方法で伝える工夫をしよう
そのためには犬にとってわかりやすく親切な方法を考え工夫する必要があります。
それはどんな方法なのかといえば、その子その子によって異なるため一概には言えません。
ただし、その子に合った方法の中には決して犬を罰する方法は入っておらず、どんな方法であれ犬にとっても人にとってもポジティブで楽しいものであることを約束します。
それによって人は犬に苛立つこともなくなり、犬もそれをゲームのように楽しんでくれるため双方にとってもメリットが大きいのです。
また取り組むときにはいきなり大きなゴールを達成しようとするのではなく、小さなゴールをたくさん用意してひとつずつクリアして積み重ねていくイメージで取り組みましょう。
どうしてもうまくいかないときはプロに相談しよう
試行錯誤は必要になりますが、それがその子にマッチしていたとき変化は意外とすぐに現れることもあります。
その変化とはわずかな些細なレベルと思われるような変化も含まれるため、大きな変化を求めて些細な変化は変化ではないと考える必要はありません。
些細な変化の積み重ねが大きな変化として現れるため、些細な変化こそ見逃さずによく観察するようにしましょう。
ですが、もしも試行錯誤がうまくいかず乗り越える壁が大きく感じているようなら、飼い主さんもぜひ甘えてほしいのです。
行動には行動を専門とするプロが存在します。そのプロに頼って近道をしてしまいましょう。相談することは悪いことではありませんし、甘えることは大切なことです。
そうすることで犬も人も早く目標を達成できるので、カウンセリングからまずは一度相談してみてください。
まとめ
犬が言うことを聞いてくれないというのは決して犬が悪いのではなく、単純に伝え方が犬にとって分かりにくく困っているだけです。
どうすれば犬にとってわかりやすいか?どうすれば望む行動を生み出せるか?そうしたひとつひとつを丁寧に考え取り組むことで、ちゃんと犬は理解を示してくれます。
うまくいかないときや自分でやるには不安を感じるようなら、早いうちにプロに相談しましょう。
どうしたらお互いに楽な道を進んで幸せになれるかの手段として、飼い主さん自身も甘えてくださいね。
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