愛犬にしつけを行うのは飼い主の責任です。しつけができていない犬は、周囲に迷惑をかけてしまう可能性があります。この記事では、しつけができていない犬の特徴と愛犬に迷惑行為をさせないためにすべきことについてご紹介します。
しつけができていない犬の特徴は?
犬を飼ったら、飼い主は犬にしつけを行う責任があります。犬のしつけとは、犬が周囲に迷惑をかけず、人と共に快適に暮らせるように生活上のルールやマナーを教えることです。
飼い主がしつけを怠ると、愛犬は「しつけができていない犬」というレッテルを貼られることになります。しつけができていない犬は周囲に迷惑をかけるだけでなく、犬自身も危険な目に遭う可能性があります。
以下では、しつけができていない犬に共通している主な特徴を4つご紹介します。
1.リードを引っ張る
しつけができていない犬の特徴の一つは、散歩のときにリードを引っ張ることです。しつけができている犬は飼い主の横を歩き、飼い主の歩調に合わせて散歩を楽しむことができます。
一方、しつけができていない犬は、グイグイとリードを引っ張って自分の行きたい方向へ進んでしまいます。犬がリードを引っ張って散歩することによって、他人や他犬に飛びついたり、車道に飛び出したりする可能性があり大変危険です。
犬がリードを引っ張らないようにしつけるためには、犬がリードを引っ張ったら立ち止まり、引っ張るのをやめたら歩き出すという方法が有効です。
この方法を繰り返し行うことで、犬は「リードを引っ張ると前に進めないけれど、引っ張らないと進める」と理解し、次第にリードを引っ張らなくなります。
2.無駄吠えが多い
無駄吠えが多いことも、しつけができていない犬の特徴の一つです。無駄吠えには「警戒吠え」や「ストレス吠え」など様々な種類がありますが、中でも最も多いのは要求を訴えるために吠える、「要求吠え」と言われています。
例えば、ごはんがほしいときや散歩へ行きたいとき、ハウスから出してほしいときなどに、犬は吠えて要求を訴えることがあります。
このときに飼い主がその要求に応えてばかりいると、犬は「吠えれば要求が通る」と学習し、要求吠えが強化されていきます。その結果、無駄吠えが多くなるのです。
犬が要求吠えをした場合、飼い主はそれに応えるのではなく、無視を貫くことが重要です。要求吠えに対し無視を貫くことで、犬は「吠えても要求は通らない」と理解し、少しずつ要求吠えが減っていきます。
3.飛びつく
しつけができていない犬は、人に飛びつく傾向があります。犬が人に飛びつく理由は、主に興奮や喜びです。例えば、飼い主が帰宅したときや来客があったときに飛びつくことがあります。
犬の飛びつきは人を不快にさせることがあるだけでなく、相手が子供や高齢者の場合は、転倒させてしまう恐れもあります。そのため、人に飛びつかないようにするしつけが必要です。
犬が飛びつきそうになったら、すかさず「オスワリ」と指示して、オスワリができたらほめてご褒美を与えましょう。これを繰り返すことで、犬は飛びつく代わりにオスワリをするようになります。
4.盗み食いや拾い食いをする
しつけができていない犬は、盗み食いや拾い食いをしてしまいがちです。まず、テーブルに手をかけないようにしつけておかないと、犬は盗み食いをしやすいです。
犬が盗み食いや拾い食いをしそうになっても、「マテ」のコマンドを教えていれば、口に入れる前に制止できる可能性が高くなります。しかし、「マテ」のコマンドを教えていなければ、制止することは難しいです。
盗み食いや拾い食いは、命に関わることもある危険な行為です。道端には犬にとって危険なものが落ちている可能性があり、食卓に上っている料理も玉ねぎなど犬に中毒を起こす恐れがある食材が含まれていることがあります。
犬の健康と安全を守るためには、犬に盗み食いや拾い食いをさせないように十分注意することに加え、「マテ」のコマンドを教えておくことが重要です。
さらに、「ダセ」や「チョウダイ」のコマンドで口の中のものを出すようにしつけておくことも強くお勧めします。犬が口に異物を入れてしまっても、「ダセ」や「チョウダイ」のコマンドに従えれば、飲み込むのを防ぐことができます。
愛犬に迷惑行為をさせないためにすべきことは?
愛犬に迷惑行為をさせないためには、「オスワリ」「マテ」「フセ」「オイデ」といった基本的なコマンドを教えることが非常に重要です。これらのコマンドを教えることで、愛犬は飼い主の指示に従い、状況に応じた適切な行動を取ることができるようになります。
例えば、「オスワリ」を教えることで、愛犬が興奮して飛びつくのを防ぐことができます。また、「マテ」を教えることで、車道に飛び出そうとする愛犬を止めることができます。
基本的なコマンドのトレーニングは、おやつなどのご褒美を与えて行うと効果的です。犬の集中力は短時間しか続かないため、1回のトレーニングは2〜3分程度にし、1日に4〜5回程度行うようにするといいでしょう。一度に多くのことを教えず、少しずつ進めていくことが大切です。
まとめ
しつけができていない犬には、以下のような特徴があります。
- リードを引っ張る
- 無駄吠えが多い
- 飛びつく
- 盗み食いや拾い食いをする
人間社会で暮らす犬にはしつけが必要です。飼い主が愛犬にしつけを行わないと、周囲に迷惑をかけることになります。
愛犬が迷惑行為をしないようにするためには、まず「オスワリ」「マテ」「フセ」「オイデ」といった基本的なコマンドを教えることが大切です。
もし、まだ愛犬に基本的なコマンドを教えていないのなら、ぜひ今日からでもトレーニングを始めましょう。
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