犬の口臭が悪化する飼い主の『NG行為』について解説します。犬の口腔トラブルを防ぐためにすべきこともご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
犬の口臭が悪化する『4つのNG行為』
あなたの愛犬は口臭がひどくありませんか?犬の口臭は、飼い主の行為が原因になっていることがあります。
今回は犬の口臭が悪化するNG行為をご紹介しますので、当てはまらないかチェックしてみてくださいね。
1.歯磨きをしない
犬の歯磨きをしないのは、口臭対策として絶対にNGです。犬は口の中がアルカリ性のため虫歯にはなりにくいのですが、代わりに歯垢や歯石がたまりやすく歯周病になりやすい体質を持っています。
歯周病は放置すると口臭の原因となり、症状が悪化すると口の臭いが強くなるだけでなく、歯周病菌が顎の骨を溶かしたり、心臓や肺に悪影響を及ぼすことがあります。
犬の口臭を悪化させないためには、毎日歯磨きをして歯垢が歯石になる前にケアをすることが大切です。
2.水をあまり与えない
犬の口臭が悪化する原因の一つに、口腔内の乾燥があります。飼い主が犬にあまり水を与えないでいると、犬は水分不足になり口が乾きやすい状態になることで、結果的に口臭も悪化してしまいます。
飼い主が水を充分に用意していたとしても、寒い冬や湿気の多い梅雨の時期は犬の飲水量が低下することから口が乾燥しやすくなるので、意識して水を飲むよう促してください。
3.人間の食べ物を与える
人間の食べ物を与えられている犬も、口臭が強い傾向にあります。人間の食べ物には油や香辛料、犬にとって消化しにくい穀物が多く含まれている場合があり、これらが口臭の原因になることがあるようです。
犬に人間の食べ物を与える場合は、茹でた野菜や肉、果物などを味付けなしで与えましょう。それ以外の食べ物は口臭の原因になるだけでなく、犬の健康に悪影響を与えることが多いため、食べさせるのは控えてください。
4.歯周病を放置する
犬の歯周病を治療せず放置すると、口臭が悪化してしまいます。愛犬に次のような症状がみられたら、臭いが強くなる前に動物病院に相談するようにしましょう。
歯周病の症状
- 口臭が強い
- 歯茎の腫れ
- 歯茎からの出血
- ご飯を食べにくそうにする
歯周病は自然治癒することがないため放置すると悪臭がするようになり、歯が抜けたり歯茎が腫れて、ご飯が食べられなくなってしまいます。
症状がひどい場合は、手術で全ての歯を抜歯する処置が取られることもあり、早めの治療が肝心です。
犬の口腔トラブルを防ぐためにすべきこと
愛犬の口腔トラブル予防には、以下のことを意識して行いましょう。
1.歯磨きをする
愛犬の口の中の健康を守るために、毎日「歯磨き」をする習慣をつけてください。
歯磨きは歯ブラシで行うのが最適ですが、難しい場合は指サックや歯磨きシートなどを利用してもOKです。塗るだけの歯磨きジェルや飲み水に溶かすタイプのケア用品もありますので、愛犬に合ったものを使ってケアを行いましょう。
2.歯磨きガムや歯磨きができるオモチャを与える
歯磨きと合わせ、デンタルケアができるガムやオモチャを愛犬に与えるのもオススメです。ガムやオモチャなら犬も楽しみながら歯垢を除去することができ、噛むことでストレスを発散することもできます。
ただし、ガムは丸呑みして窒息する可能性があるので、必ず目の届く範囲で愛犬のサイズにあった物を与えるようにしてください。
まとめ
口の中の環境を整えることは、犬が健康に長生きするためにとても大切です。愛犬の口臭や口腔トラブルを防ぐために、毎日のケアを怠らないようにしましょう。あわせて動物病院で定期的に愛犬の歯をチェックしてもらっておくとより安心です。
歯磨きは嫌がる犬も多いので、子犬の頃から少しずつ慣らして練習し、ケアする習慣をつけるようにしてくださいね。
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