自転車で“ひょっこり”と対向車線などに飛び出す危険な運転。こうした迷惑行為を千葉県柏市などで繰り返していたとみられる男の初公判がきょう開かれ、男は起訴内容を否認しました。
【動画】自転車で“ひょっこり”危険な運転 初公判で起訴内容を否認「妨害するつもりはなかった」
片側2車線の道路を自転車で逆走するサングラス姿の男。今年4月、千葉県柏市の道路で自転車で対向車線にはみ出し、向かってきた車の通行を妨害した罪に問われている成島明彦被告(37)です。
柏市周辺では成島被告に似た人物による自転車の危険運転が相次いで目撃されていました。
反対車線のトラックに“ひょっこり”飛び出す様子や、センターライン上を走行し、反対車線に向かって蛇行運転を繰り返す様子も。
たびたび目撃された“ひょっこり”自転車。今年1月から5月にかけて、柏市や我孫子市では危険な運転に関する通報が42件にのぼり、これらは成島被告による犯行の可能性が高いとみられていますが、実は過去に埼玉でも…
「危ねえ、バカ野郎」
これは2019年、埼玉県桶川市で撮影された映像。センターラインを越えてひょっこり。
こうした危険な運転をしたとして逮捕され、その後、懲役8か月などの実刑判決が出されていました。
同じ過ちを繰り返し、再び逮捕・起訴された成島被告。きょう午後、千葉地裁松戸支部で初公判が開かれました。
裁判長から起訴内容について問われると…
成島被告
「妨害するつもりはなかった。他人に危害を及ぼすような運転はしていない」
起訴内容を否認。一方、検察側は冒頭陳述で「犯行の直前にも迷惑運転を繰り返していた」と指摘しました。
次回の公判は9月11日に行われる予定です。