アメリカのバイデン大統領の選挙戦からの撤退表明から一日。バイデン氏から後継指名を受けたハリス副大統領は、民主党の重鎮らから続々と指示を集めていて、指名獲得が有力になっています。
【写真を見る】ハリス副大統領 指名獲得へ活動本格化 バイデン氏の撤退表明から一夜 ペロシ下院議長も支持表明
ハリス副大統領
「ジョー・バイデンが過去3年間で残した功績は現代史で類を見ないものです」
ハリス副大統領は22日、バイデン氏の撤退以降初めての公の場となるホワイトハウスのイベントで挨拶し、バイデン大統領を称賛しました。その後、デラウェア州の選挙本部に向かい、スタッフに拍手で迎えられました。
民主党内ではハリス氏を支持する動きがさらに広がっていて、ワシントンポストによりますと、民主党の上下両院の議員と州知事、あわせて286人のうち、これまでに244人がハリス氏の支持を表明しました。民主党の重鎮、ペロシ下院議長も支持を表明しています。
また、現時点でハリス氏のほかに民主党の指名獲得を目指す動きは出ておらず、候補者はハリス氏に一本化される流れが強まっています。
ハリス氏は今後、事実上の民主党候補として、大統領選に向けた選挙活動を本格化させる見通しです。
こうした中、ハリス氏の選挙陣営は、21日からの一日で8100万ドル=日本円でおよそ127億円の献金が集まったと明らかにしました。
陣営は一日で集まった献金額としては史上最大だと説明しています。