「無病息災」とはどんな意味?瓢箪は無病息災の縁起物!?

2024-07-25 13:30

神社のご利益の1つとしても頻繁に耳にする四字熟語、それが「無病息災」ではないでしょうか。

しかし、その意味がわからない人もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ここでは「無病息災」の意味を解説します。
併せて、瓢箪との関係性についても説明します。

「無病息災」とは

早速ですが「無病息災」の意味について解説します。

無病息災の意味

「無病息災」は病気をしないで健康に生活していることを指す四字熟語です。

「無病」も「息災」も病気とは無縁で健康な様子を指します。
そのため、この四字熟語は同じ意味の言葉を重ねることで強調していると言えるでしょう。

ちなみに「無病息災」は神社のご利益の1つとされることもあります。
他にも神社のご利益には「家内安全」や「夫婦円満」などがあり、たくさんの参拝客が自分自身・家族・親戚の無事を祈っています。

そういったご利益の1つと数えられるのが「無病息災」です。
現に「無病息災」は万人の願いと言っても過言ではありません。

「無病」と「息災」とは

ここからは「無病」と「息災」それぞれの意味や成り立ちを見ていきましょう。

無病とは

「無病」は文字通り、健康で病気をしない様子を意味する言葉です。
この言葉は室町時代に書かれた書物にも掲載されています。

当時も健康で病気をしない様子を指す言葉として使用されていたことから、おおよそ500年ほど前から使用されていた言葉と言えるでしょう。

なお、中国では紀元前200年頃の書物に「無病」の記載があります。
その意味は同じく健康で病気をしない様子を表したものとされています。

息災とは

「息災」は仏教用語で、仏の力で災いを防ぐ様子を意味する言葉です。
転じて、健康で病気をしない様子を意味するようになったとされています。

日本では平安時代の書物の中に「息災」との記載があり、おおよそ1,000年ほど前から使用されていた言葉とわかっています。

無病息災の縁起物「六瓢」

「無病息災」の縁起物とされるのが「六瓢」です。
ここからは「無病息災」と瓢箪の関係を解説します。

六瓢箪で無病息災

瓢箪は縁起の良いものとして知られています。
ただ、その数によっても意味合いが変わるそうです。

例えば、瓢箪が3つ揃うと「三拍(三瓢)子」で縁起が良いとされます。
また、瓢箪が6つ揃うと「無病(六瓢)息災」のお守りや魔除けになるともされています。

これはそれぞれ「三拍(三瓢)=3つの瓢箪」「無病(六瓢)=6つの瓢箪」に掛けているのが由来です。

他にもある縁起物としての「瓢箪」

もともと瓢箪は古くから薬入れにも使用されていたため、医療の象徴ともされてきました。

それだけでなく瓢箪を玄関や窓辺に置くと持ち主の健康だけでなく家の気を旺盛にするとともに邪気を減じる「化殺」の効果があるとも言われています。

日本では昔から「瓢箪には神霊が宿る」とされ、邪気を吸い込み空気を浄化すると信じられてきました。

そのくびれた独特の形から一旦吸い込んだ邪気を逃さない(封じ込める)とも信じられ「除災招福」のお守りや魔除けとしても重宝されてきました。

そうした背景から、瓢箪は縁起物とされてきたわけです。

お願いごとで並べられる「家内安全」「夫婦円満」

「無病息災」と同じく神社へのお願いなどで並べられるのが「家内安全」や「夫婦円満」です。

ここからは「家内安全」「夫婦円満」について解説します。

家内安全とは

「家内安全」とは、家の中が安全であることを意味する四字熟語です。

特に家族や親戚などに危険がないことを「家内安全」と表現します。
これは神社などへのお願いの代表的なものの1つとされ「無病息災」と併せて願う人もいます。

夫婦円満とは

「夫婦円満」とは、夫婦の仲が円満であることを意味する四字熟語です。

中でも夫や妻の関係が健全で安定していることを「夫婦円満」と表現します。
これも神社などへのお願いの代表的なものの1つとされ「無病息災」と併せて願う人がいます。

まとめ

「無病息災」は病気もなく健康であることを意味する四字熟語です。
これはもともと古くから使用されていた言葉で、中国から日本に伝わってきた熟語を組み合わせたものと考えられます。

現代の日本では神社のご利益の1つとしても認識されており、「家内安全」や「夫婦円満」とともに願う人もいます。
それぞれ正しい意味を覚えておくといつか役立つかもしれないので、ぜひ覚えておきましょう。

  1. 洋上風力発電事業の公募制度「見直し案」とりまとめ 再公募は来年度以降の見通し 採算合理性の低い入札を防ぐ措置導入 経済産業省
  2. 【李相日監督】大ヒット映画『国宝』の作家・吉田修一さんに『人生を変えていただいた』 第7回 野間出版文化賞を受賞
  3. 【辻希美・長女】希空 「今年もクリスマスディズニー❤」「このいちごミルク大好き!!!」
  4. コンビニが“遊び場”に? ファミリーマートがIP=知的財産の活用を強化 クレーンゲームなど5000店舗に拡大へ
  5. 【 i☆Ris 】 イベントを延期 「ご来場のお客様へ危害を加える内容のメールが」 公式サイトで声明 「毅然とした態度で臨む」「関係警察署と情報共有を行いながら対応」
  6. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  7. 床で寝そべっていた猫→邪魔しないように『避けて通った』結果…予想外すぎる展開が41万再生「沸点が意味不明w」「跨ぐんじゃねぇよ!」
  8. 赤ちゃんが『至近距離で大型犬と触れ合った』結果→怖がるかなと思ったら…まさかの光景が24万再生「立派なお兄ちゃん」「人間みたい」
  9. 猫がみせる『気遣い・遠慮』をしているような行動5選 優しい素振りに隠された本音とは?
  10. 犬が『人の体の上で眠る』心理5選 愛犬が飼い主と寝たがる理由や注意すべきことまで解説
  1. 全ての部屋の非常用ボタンがつながらず…赤坂・サウナ店2人死亡火災 受信盤の電源入らず 従業員も事件当時不在 業務上過失致死の疑いも
  2. 「気温がおかしい…」来週は“10年に一度レベルの高温”の見込み 全国的に暖かい年末に
  3. 中国の新型空母「福建」が台湾海峡を通過 台湾国防部が空撮画像を公開
  4. 世界都市ランキング 東京がNYを抜き初の2位に 大阪は18位、福岡は40位
  5. 鴨が飛ばないハプニングも…愛子さま初の単独“鴨場接待” 皇室伝統の「鴨猟」で外交団をおもてなし
  6. 『風呂嫌いのネコ』を一人でシャンプーした結果…想像を超えてくる『激しい攻防戦』が56万再生「怖いんだよねw」「お疲れ様ニャ」と話題
  7. 骨組みを残し全焼…北海道・新千歳空港に向かう連絡バスが炎上 乗客40人と男性運転手は全員避難
  8. 【速報】11月の中国人観光客数は今年最も少ない約56万人 高市総理の台湾有事めぐる発言も影響 世界全体では1月から11月で計約3900万人 すでに1年間で過去最多
  9. 千葉・鴨川市のメガソーラー 新たに開発許可区域外での森林伐採が発覚 合計で13か所 約2.4ヘクタール
  10. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  11. 【 高橋名人 】 目を手術 「白内障と硝子体出血です」 転倒した時に右目を殴打・眼球内に出血
  12. 拡大中「お正月は休業します」百貨店やスーパー、飲食業界でも【Nスタ解説】