記録的な大雨となった山形と秋田では、あす明け方にかけて大雨となるところがある見込みです。被害の大きい場所はほとんど手つかずの状態で、人の手による片付け作業が続いています。
【写真を見る】大量の流木がそのままに 山形の記録的大雨 被害場所のほとんど手つかず 再び大雨に警戒
記者
「酒田市上空は、けさから厚い雲に覆われています。こうしたなか、被害の大きかったこちらの場所では、住民の方たちの片付け作業が進められています」
近くを流れる荒瀬川が氾濫した酒田市大沢地区です。この辺りの住宅はほとんどが浸水し、特別警報が出た大雨から5日目ですが、大量の流木が家の前にたまったままになっています。
自宅が浸水した男性
「(身長が)158センチくらいだから、150センチまでは(水が)きている」
この地区は停電と断水が続いています。
広い範囲で道路上に土砂が流出しているため、撤去作業を行う重機もまだ入れず、人の手による片付け作業が続いています。被災した人たちは「終わりが見えない」と話します。
自宅が浸水した男性
「重機でやらないと、はかどらないもの」
午後から雨の予報となるなか、地道な片付け作業が続きます。
また、この地区の近くでは、86歳の女性が行方不明になっていて、きょうも捜索が続けられています。