太平洋戦争中、オーストラリアの捕虜収容所から脱走を図った多くの日本兵が命を落とした「カウラ事件」から80年となり、式典が行われました。
【動画】捕虜収容所から日本兵が集団脱走「カウラ事件」から80年 機関銃で撃たれるなど231人死亡 豪首相も慰霊碑に献花
記者
「午前2時です。こちらでは、カウラ事件の発生時刻に合わせたセレモニーが行われています」
「カウラ事件」は、1944年8月5日未明、およそ1100人の日本兵が収容所から脱走を図り、オーストラリア兵に機関銃で撃たれるなどして231人が死亡したものです。
オーストラリア アルバニージー首相
「第2次大戦中の暗い日々を経て、日豪両国の友情が育まれたのを想起することは重要です」
4日には、オーストラリアの首相が日本人戦没者慰霊碑に献花を行いました。
戦後、オーストラリア政府や市は日本兵らの墓地などを整備。毎年、関係者を招き平和を祈る式典を開催していて、日本とオーストラリアの和解の象徴となっています。