意外かもしれませんが、実は猫にも「音楽」の好みがあります。猫が好きな音楽を知ることで、猫にとってよりよい環境を整えてあげることもできるはず。今回は、猫が感じる「音楽」の好き嫌いを解説します。
1.クラシック音楽が好き
猫が好む音楽の種類は、高周波の曲です。特にモーツァルトなど、「クラシック音楽」を好むとされています。
猫がクラシックを好む理由は明らかになっていませんが、一説では、猫が聞き取りやすい高い音であることが要因であるとされています。
実は、猫にクラシック音楽を聞かせる効果は、科学的な実験でも明らかにされています。2015年にポルトガルのリスボン大学が実施した実験において、『クラシック音楽を聞かせることで猫の呼吸が穏やかになった』と報告されています。
クラシック音楽は、人間にとっても猫にとっても、心を穏やかな気持ちにしてくれるステキな音楽といえます。
2.ヘビーメタルは苦手
前章のクラシック音楽とは反対に、猫が嫌がる音楽のジャンルとして「ヘビーメタル」が挙げられます。
ヘビーメタルを猫に聞かせると、落ち着きをなくし興奮状態にさせてしまう、といわれています。ヘビーメタルの激しい曲調は、猫とは相性が良くないのでしょう。
猫を飼うときは、なるべくヘビーメタルなど激しい音楽は聞かせないように配慮してあげるのが好ましいです。
3.猫専用音楽もある
実は、猫にとって好ましい猫専用の音楽も存在します。
『Scooter Bere's Aria』という曲名出猫が発する鳴き声や喉のゴロゴロ音に近い周波数の音で構成されているそうです。実際にアメリカのルイジアナ州立大学で行われた実験では、『Scooter Bere's Aria』を聞いた猫のストレススコア低下が確認されたそうです。
日常生活の中でこの音楽を流しておけば、猫にとって落ち着く環境を整えてあげられそうです。
『Scooter Bere's Aria』はYouTubeでも視聴できるため、ぜひ検索してみてください。
4.猫のストレスが軽減される
上記でも述べましたが、クラシック音楽や『Scooter Bere's Aria』などの音楽を猫に聞かせることで、猫の呼吸数が穏やかになりストレスも軽減する、といわれています。
猫にとってストレスは、健康上の大敵。ストレスを溜め込んでしまうことで、猫は様々な病気の発症リスクを高めてしまいます。
猫のストレスを発散させるためには、こまめな運動や飼い主さんとのコミュニケーションが有効です。しかし、それらだけでストレスを発散し切るのは至難の業。猫が好む音楽を流すことでもストレスを軽減させてあげたいところです。
まとめ
今回は、猫の「音楽」に関する豆知識について解説しました。
猫と人間の感性は異なりますが、クラシックなど一部の音楽は猫にとっても好ましい音楽です。室内にクラシック音楽などを流しているだけでも猫の生活の質は大きく改善されることでしょう。
今回の記事を参考に、猫が好む音楽を部屋に流してみてはいかがでしょうか。
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