“リレー侍” 7大会連続の決勝進出!組4着もタイム上位で全体4位通過、サニブラウンが1走、2大会ぶりメダルへ桐生「仲間を信じて」【パリ五輪】

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2024-08-08 19:06
“リレー侍” 7大会連続の決勝進出!組4着もタイム上位で全体4位通過、サニブラウンが1走、2大会ぶりメダルへ桐生「仲間を信じて」【パリ五輪】

■パリオリンピック™ 陸上・男子4×100mリレー予選(日本時間8日、スタッド・ド・フランス)

男子4×100mリレーの予選が行われ、日本代表は38秒06の組4着もタイムで拾われ、7大会連続となる決勝進出を決めた。日本時間10日(午前2時47分)の決勝で銀メダルのリオ五輪以来、2大会ぶりの表彰台を狙う。

予選は16チームが2組に分かれて争われ、日本は1組でアメリカ、東京五輪金のイタリア、東京銀のイギリスら強豪と同組に。各組3着までと4着以下タイムの上位2チームがファイナルへ。

予選の1走は100m準決勝で9秒96をマークしたサニブラウン アブデル ハキーム(25、東レ)、2走は初出場の栁田大輝(21、東洋大)。3走はリオ五輪銀メンバーの桐生祥秀(28 、日本生命)で、アンカーは200m代表の上山紘輝(25、住友電工)。

第7レーンの日本は1走のサニブラウンが好スタートを切ると、2走の栁田へのバトンパスが少し詰まり順位を落とす。3走の桐生が快走をみせ上位に食い込むと、アンカーの上山が渾身の走りでフィニッシュしたが前のイギリスに0秒02及ばず4着。2組の結果待ちとなったが、2組1着の中国が日本よりも遅いタイム(38秒24)で、日本が2組の全チームを上回ったため、全体4位で決勝進出を決めた。

◆予選1組がハイレベルな争いに、米国がぶっちぎり首位

レース後、サニブラウンは「走り自体悪くなかったと思います。ちょっとバトンのところで若干もたついちゃったかなと思うんですけど、普通に及第点くらいのバトンパスはしたと思います。ちょっと危なかったっていうのはありますけど、しっかり決勝には行けたので」とひとまずホッとした表情をみせた。

3走で快走をみせた桐生は決勝に向けて「仲間信じて、しっかり出てしっかり(バトン)渡したいと思います」と意気込んだ。

東京五輪では決勝で1走(多田)から2走(山縣)にバトンがつながらず途中棄権に泣いた。世界陸上オレゴンではバトンミスによる失格となり予選敗退。翌年の世界陸上ブダペストでは決勝37秒83で5位(坂井、栁田、小池、サニブラウン)と、近年では表彰台から遠ざかっている。“お家芸復活”へ、リレー侍が2大会ぶりのメダルに向けまずは予選を通過した。

【男子4×100mリレー予選・全体順位】☆は決勝進出
1)アメリカ    37秒47(1組1着)☆
2)南アフリカ   37秒94(1組2着)☆
3)イギリス    38秒04(1組3着)☆
4)日本      38秒06(1組4着)☆
5)イタリア    38秒07(1組5着)☆
6)オーストラリア 38秒12(1組6着)
7)ナイジェリア  38秒20(1組7着)
8)中国      38秒24(2組1着)☆
9)フランス    38秒34(2組2着)☆
10)カナダ      38秒39(2組3着)☆

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