日本陸上連盟が10日、パリオリンピック™の女子マラソン代表で日本記録保持者の前田穂南(28、天満屋)が、明日日本時間11日のレースを欠場すると発表した。
9日にMRI検査を行ったところ右大腿骨疲労骨折と診断されたという。チーム、コーチ、前田本人と話し合い、この状態で出場することは今後の選手生命にも関わる重大な問題であるため、連盟として欠場の判断に至ったと説明。
なお補欠解除指定日(8月2日)時点では、本番に向けた調整練習を行っていたため、今回補欠選手との入れ替えはなしに。
前田は今年1月の大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒の日本記録を叩き出し、2度目の五輪切符を手にしていた。8日の会見では「たくさんの応援もあるということで、すごい楽しみな部分と。応援の力を借りてしっかり最後まで走り切りたいなと思います」と意気込んでいた。
また、タフなコースへの対策として「起伏を使って距離を走ったりしてきました」と五輪史上最難関コースに向けて練習を積んでいたと話していた。