猫に多い不治の病『慢性腎不全』知っておきたい症状や予防法 気づくヒントは「多飲多尿」

2024-08-11 17:00

猫に多い病気のひとつに「慢性腎不全」があります。今回は、この「慢性腎不全」が猫に発症しやすい背景や早期発見に繋ぐためのポイント、日頃の生活の中でできる予防策について徹底解説致します!

猫に多い不治の病「慢性腎不全」

給水器の水を飲む猫

猫にとって「慢性腎不全」は、まさにラスボスのような存在。10歳を超えた高齢猫にとっては身近に迫る不治の病といっても過言ではありません。

よく「猫は腎臓を壊しやすい」ということを耳にするかと思いますが、なぜなのでしょうか。

そこで今回は、猫に多い不治の病「慢性腎不全」について解説します。

まずは、腎臓の役割と、猫が腎臓の病になりやすい理由について解説いたします。

腎臓はフィルターのような存在

腎臓はいわば濾過装置。フィルターのような役割を担う臓器で、運ばれてきた血液をこして不要な老廃物を尿として体外へと送り出します。また、尿の濃度を調整したり、血圧のコントロールを行ったりや血液を作る指令を出すホルモンを生成する内分泌機能を兼ね備えています。

この腎臓が何らかの要因(ウイルスや細菌感染、先天的な奇形など)でうまく働かなくなると「腎不全」という状態に陥ります。

今回のテーマである「慢性腎不全」は、腎機能のエラーがゆっくりと進行することが特徴です。初期段階では気づきにくいことから「サイレントキラー」と呼ばれ、恐れられています。

慢性腎不全は猫の宿敵!

先ほど『尿の濃度』というワードが出てきましたよね。尿の濃さは飲水量や腎臓での水分の再吸収量によって左右され、多ければ多いほど薄くなり、少ないと濃くなってしまいます。

猫の場合は砂漠で暮らしていたため、少ない水分から尿を作り出す(老廃物を除去できる)ように進化しました。

しかし、水分が少ない環境でもうまく水を利用できる猫ですが、弱点があります。それは腎臓にダメージが及びやすいこと。腎臓の細胞は再生することができないといわれていて、負担が大きくなり細胞が壊れて機能しなくなっていくと、ますます残りの細胞への負担が大きくなります。このような理由から、猫は慢性腎不全のリスクがほかの動物よりも高くなるといわれています。

腎不全は治らない!

ひとたび機能を失った腎臓は、二度と元気な状態には戻りません。

猫の場合は特別な食事(療法食)や投薬による治療や、皮下点滴を行い脱水を防いでいく必要があります。

猫の「慢性腎不全」知っておきたい症状や予防法

診察を受ける猫

猫の死因の上位に必ず入るのが「慢性腎不全」。全猫共通で気をつけたい病です。

猫の「慢性腎不全」の症状と予防法を正しく理解し、正しく対応できるようにしておきましょう。

多飲多尿

慢性腎不全の症状として最も気づきやすいものは『多飲多尿』です。

腎機能が低下すると尿を濃縮することが困難になり、薄い尿が大量に出るようになります。これによって体内の水分が多く失われるため、自ずと飲水量も増えるようになります。

具体的には、どこからが多尿であり、多飲に当たるのでしょうか?

尿量については、具現化することが難しいでしょう。そこで、目安にしてほしいのが「トイレの回数」です。

平均的には、1日あたり2回〜3回排尿があります。1回の排尿量が少なく頻回である場合は膀胱炎などの可能性が高いですが、1回の排尿量がいつもと変わらず何度もトイレに行く場合は「多尿の疑い」を持つようにしてください。

通常の飲水量は体重1㎏あたり50mlが標準的です。これをはるかに超え、体重1㎏あたり100mlを超える場合は多飲と考えましょう。

ただし、飲みすぎだからと言って水を減らしてしまうと、脱水します。新鮮な飲み水を、お部屋のそこかしこに置いてあげてください。

毛並みが悪くなる

多尿が原因で脱水状態が続くと、毛並みが悪くバサバサとした印象になります。一生懸命に水分補給を行ったとしても、失われる水分量が多ければいずれ脱水に陥ります。

多飲多尿と合わせて被毛の状態もよく観察するようにしてください。また、日頃から毛艶をチェックしたり、脱水サインを確認することも有効な手立てです。

脱水の兆候は、皮膚をつまんで離すことで確かめることができます。元の位置に戻るまでの時間が遅ければ「脱水」状態です。これを、愛猫とスキンシップを取る過程で都度行って確認しておけば安心です。

元気がない、食欲がない

これまでの症状に加え、元気や食欲がない場合も要注意です。

これまで好んで食べていたおやつまで興味を示さなくなった場合、活発になる時間帯になってもうずくまったままでいる場合は、何らかの不調を抱えていると認識してください。

日頃の愛猫の行動パターンを把握し、食の好みや食いつきをよく見て覚えておいてください。

なお、くれぐれも塩分の多い人間の食べ物は与えないこと。仮に猫用であっても、過剰に与えるのはNGです。

いつも以上に嘔吐が多いことも腎不全の症状のひとつです。紹介した症状の中で一つでも当てはまるものがあれば、動物病院を受診しましょう。

まとめ

トイレを使う猫

猫にとって不治の病にして宿命の的ともいえる「慢性腎不全」。発症してしまうと残念ながら腎臓が元に戻ることはなく、最悪の場合は死に至ります。

この恐ろしい敵から愛猫を守る手立てとしては、定期的な健康診断を元気なうちから受け、早期発見することが最も大切です。

最近薄いおしっこが大量に出る、お水をがぶ飲みしている、毛並みが悪くなった気がするなどの違和感があれば、かかりつけの獣医さんに相談してみてください。

関連記事

『猫同士の毛繕い』に癒やされていたら…突然の『やらかし』発生に爆笑!唐突すぎる展開に「お顔がww」「むしり…むしり…!?」困惑の声も
嫌いな人に見せる猫の10の態度
突然現れた『ガリガリの野良猫』を保護して3年…成長後の幸せあふれる姿に涙がでると85万再生「もう大泣き」「愛しかない」と感動の声
猫と大型犬が『急に倒れた飼い主』を見たら…まさかすぎる結末に「3人一緒ww」「完敗しててワロタ」と3万1000再生の反響
猫から『好かれる人』のタイプ5つ

  1. 「震災がなければ…」死者6434人に含まれない「遠因死」 知られざる遺族の悲しみ 阪神・淡路大震災31年【報道特集】
  2. 「総理のクーデター」物価高や給食費より追及逃れ優先か なぜいま解散?高市総理が憧れる“安倍流”の影【報道特集】
  3. ミーミーと鳴いていた子猫→『飼い主さんを見つけた』次の瞬間……「涙が出るほど可愛い」たまらない光景が51万再生「逃げ切れる自信ないw」
  4. 2年前に突然の体調不良で倒れたお父さん→退院後、家に帰ると犬が待っていて…思わず涙する『感動の再会』に反響「嬉しさ爆発」「大好きなんだ」
  5. 猫が飼い主に『おしりを向けて寝る』心理4つ 信頼されている証?行動の意味を解説
  6. 犬の寝相から分かる『性格』5選 寝姿に隠された愛犬の本音や判断する方法までご紹介
  7. いつも近くにいる犬と猫→姿が見えなくなると…涙が出るほど愛おしい『2匹の光景』に「なんか親子に見える」「安心できる優しい関係」と反響
  8. 飼い主が急死し『3日間放置されていた犬』→放っておけないとお迎えした結果…新しい家族が増えた光景に反響「かわいい笑顔」「幸せな犬生を」
  9. マンションリサーチ 福嶋総研 東京都中古マンション市場2025動向と2026展望を公表「東京都は資産性、周辺県は実用性へ」データ提供 マンションナビ
  10. 猫にあげてしまいがちな『人間の食べ物』4選 食べさせても大丈夫?知っておくべき注意点を解説
  1. 家賃を100万円ほど滞納か… 立ち退き執行官など2人殺傷事件 被害男性の勤務先社長「容疑者は過去にも不誠実な対応」 東京・杉並区
  2. 【 Perfume ・かしゆか】艶やかな和装姿を披露「新しい挑戦の年、馬のようにしっかりと踏みしめながら駆けていく」
  3. 台東区の保育園に「心理的虐待」で都が改善指導 男性園長が園児に「泣けば終わりじゃねえ」威圧的に何度も叱責
  4. 飼い主が急死し『3日間放置されていた犬』→放っておけないとお迎えした結果…新しい家族が増えた光景に反響「かわいい笑顔」「幸せな犬生を」
  5. 静岡・藤枝市で山林火災 広範囲に燃え広がり消火活動続く 人や建物への被害は確認されず
  6. テントで寝ていたら感じた足元の重さ。暗闇の中、こわごわとスマホで写真を撮って確認してみると・・、そこにいたのはかわいいネコたち!?
  7. 「震災がなければ…」死者6434人に含まれない「遠因死」  知られざる遺族の悲しみ 阪神・淡路大震災31年【報道特集】
  8. 大学入学共通テスト1日目 受験生が持ってきたものは…? 全国で約49万人が出願
  9. 2年前に突然の体調不良で倒れたお父さん→退院後、家に帰ると犬が待っていて…思わず涙する『感動の再会』に反響「嬉しさ爆発」「大好きなんだ」
  10. 「総理のクーデター」物価高や給食費より追及逃れ優先か なぜいま解散?高市総理が憧れる“安倍流”の影【報道特集】
  11. ドッグランでトイレに行った結果→大型犬が『置いていかれた』と勘違いして…想像以上に『健気な様子』が11万再生「泣きそう」「たまらない」
  12. ただの犬好きです。【第345話】「釣って釣られて」