猫に『ウェットフード』は必要?メリット・デメリット 上手な活用法も

2024-08-13 11:00

猫の食事には、主にドライフードとウェットフードの2種類があります。ドライフードをメインの食事として与えている飼い主さんが多いと思いますが、実際のところ、どちらが良いのか迷っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。今回は、ウェットフードの必要性やメリット・デメリット、上手な活用法についてお話しいたします。

猫にウェットフードは必要?

前足でフードを触る猫

猫の毎日の食事にドライフードを与えている飼い主さんは多いと思います。

さまざまな種類が販売されているドライフードですが、その多くが総合栄養食であるため、ウェットフードは必要ないとの意見も少なくないようです。

ウェットフードのメリット・デメリットを理解しながら与えることで、猫特有の食生活の悩みを解決できる場合もあります。

必ずしも「ウェットフードのみを与えるべき」というわけではありませんが、正しく活用すると猫の健康をサポートするだけでなく、食事の時間がより楽しみな時間になるかもしれません。

ウェットフードの2つのメリット

フードを食べる猫

猫にウェットフードを与えるメリットは以下の通りです。

1.水分補給になる

ウェットフードの最大のメリットといえば、やはり「水分量」の多さです。

ドライフードに含まれる水分量はおよそ10%以下であるのに対し、ウェットフードの水分量は75%前後になります。

ウェットフードを食事に取り入れるだけで、フードを食べつつ水分を補給することもできるのです。

個体差にもよりますが、猫はあまり水を飲まない傾向にあります。

猫に多い病気として知られる、膀胱炎や慢性腎臓病は水分摂取量が少ないことも原因のひとつと言われているので、食事と一緒に水分補給ができると、そのような病気の予防にもつながります。

さらに、水分を多く含んだウェットフードは柔らかく消化にも良いので、消化機能が低下した猫にも優しいフードです。

しかし、水分を多く含むため、充分なカロリーを満たすために食べるべき量がドライフードと比較すると多くなることもあります。

ウェットフードに表記されている、体格に応じた適切な給餌量を守りましょう。

2.食い付きが良い

ウェットフードは、魚や肉類など、猫が好む素材が多く使用されているため、喜んで食べてくれる猫が多いです。

病気やストレスなどで食欲がないときでも、香りが強いウェットフードなら食欲を刺激して食べてくれる可能性が高くなります。

ウェットフードの3つのデメリット

空のお皿と上を向く猫

猫にウェットフードを与えるデメリットは以下の通りです。

1.保存が難しい

水分を豊富に含むウェットフードは、一度開封すると痛みやすいため、基本的にすぐに使い切らなければなりません。

一度開封して空気に触れると、酸化や腐敗が進んで細菌が繁殖してしまいます。

メリットでもある風味も落ちてしまい猫の食い付きも悪くなるので、ウェットフードを与える際は注意しなければなりません。

2.コストがかかる

ウェットフードはドライフードに比べると割高です。猫に必要な1日の摂取カロリーをウェットフードでまかなう場合、多くの量が必要になるためその分金額もかさみます。

ドライフードよりコストがかかる点はデメリットといえるでしょう。

3.ドライフードを食べなくなる可能性がある

猫の食いつきが良くなるように作られたウェットフードの味を知ってしまうと、ドライフードに物足りなさを感じて食べてくれなくなる可能性もあります。

また、食のこだわりが強く選り好みする猫は、食べ慣れたものや気に入ったものばかりを食べる傾向にありますので、注意が必要です。

ウェットフードの活用法とは

4種類のフード

ウェットフードを猫に与える際は、ドライフードと併用して与えることをおすすめします。

たとえば、朝はドライフード、夜はウェットフードを与えたり、ドライフードにウェットフードを混ぜて与えるなど、両方を組み合わせることでそれぞれのメリットを最大限活かすことができます。

食欲が落ちているときや、暑い時期の脱水対策にもウェットフードは役立ちますので、そのようなときには特に積極的にウェットフードを活用しましょう。

まとめ

向かい合ってフードを食べる2匹の猫

いかがでしたでしょうか。

今回は、猫のウェットフードの必要性やメリット・デメリット、上手な活用法についてお話しいたしました。

猫にウェットフードを与えることには、たくさんのメリットが存在します。

うまく活用することで、食事の時間が猫にとってこれまで以上に幸せな時間になるのではないでしょうか。

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