岸田総理はきょう午前、緊急の記者会見を開き、「自民党が変わることを示す必要がある」として、来月おこなわれる予定の自民党総裁選への不出馬を表明しました。
【動画】岸田総理 「変わる姿を示す必要」総裁選への不出馬表明 立憲・泉代表は「体質が変わったわけではない」と指摘
岸田総理
「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります。私はきたる総裁選には出馬いたしません」
緊急会見を開いた岸田総理は派閥の裏金事件が起きる中、「国民の信頼あってこその政治であり、組織の長として責任を取ることに、いささかの躊躇もない」などと話し、来月の総裁選への不出馬を表明しました。
自民党内ではこのタイミングでの不出馬表明について、驚きを持って受け止められていますが、岸田総理は新しい総裁について、「オール自民党でドリームチームを作って、信頼回復に向けてしっかりと取り組んでもらいたい」と期待を寄せました。
立憲民主党 泉健太代表
「総理が辞めたとしても、それは自民党の体質が変わったわけではない。党が危機になると、総理・総裁を変えて心機一転、過去を忘れてもらうと。そういう手法に国民がいつまでも引っかかっていてはいけない」
一方、立憲民主党の泉代表は、このように指摘。
同じく9月に行われる立憲民主党の代表選については、「自民党の総裁が誰になろうとも、自民党に代わる政権を作るという強い志の見えてくる代表選でなければならない」との考えを示しました。