かつて「サル痘」と呼ばれていた「エムポックス」について、WHO=世界保健機関は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
【動画】「エムポックス」感染がアフリカ中部で急拡大 WHOが1年ぶりの緊急事態宣言 感染1万4000人以上・524人死亡
WHOによりますと、「エムポックス」はアフリカ中部のコンゴ民主共和国で急速に広まっていて、今年だけで1万4000人以上の感染が確認され、524人が死亡しています。
また、これまで感染事例がなかった周辺のケニアやルワンダなど4か国でも感染が確認されました。
WHOは14日、専門家による緊急の委員会を開き、テドロス事務局長は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
エムポックスをめぐっては、2022年7月に緊急事態が宣言され、およそ10か月後に解除されました。
今回感染が広がっているウイルスは、2022年のものと比べて重症化しやすい新たなタイプだということです。