犬の『集中力』を高めるために欠かせない5つのポイント トレーニングの効率がよくなるコツをご紹介

2024-08-16 16:00

しつけの練習をしたくても、愛犬がすぐに飽きてしまうのが悩みの種、という飼い主さんも多いのではないでしょうか。しつけの際に必要な犬の「集中力」はどうしたら高めることができるのでしょうか。そこでこの記事では、犬の「集中力」を高めるために欠かせない5つのポイントやコツをご紹介します。

犬の「集中力」を高めるために欠かせないポイント

ゴールデンと女性

「まて」や「おすわり」などのしつけを覚えさせるには、何度も練習をくり返し行うのが大切です。とはいえ、「愛犬の集中力が続かず、思うようにいかない」というのが現実だったりしますよね。

じっとしていられなくなり、その場から離れてしまうといった行動にお悩みの飼い主さんは少なくありません。

そこで今回は、犬の「集中力」を高めるために欠かせないポイントについて解説します。愛犬がすぐに飽きてしまうことにお悩みの飼い主さんはぜひ参考にしてみてください。

1.『1回5分』を1日3〜4回に分ける

犬の集中力の持続時間は個体差もありますが、「およそ5分程度」だといわれています。子犬ならもう少し短い3分程度、シニア犬も5分以上続けるのはなかなか厳しいです。

このような犬の特性をふまえると、しつけトレーニングは『1回5分程度の練習を朝・昼・晩など1日3〜4回』に分けて行った方が、効率よく進むといえます。

無理に長時間粘っても、犬はすぐに飽きてしまい、「もうやめてほしい」などとネガティブな気持ちにさせてしまうでしょう。

これを避ける意味でも、短時間の練習を小分けにした方が、犬の集中力が最後まで続きやすく、成功体験を積み重ねられますよ。

2.食後や散歩の後は避ける

眠る黒柴

犬に集中させるには、トレーニングを行う「タイミング」も重要なポイントになります。

犬の「集中力」を高めてトレーニングを行うには、『普段遊んでいる時間』を狙うのがベストタイミングです。

そして避けるべきなのが、食後や散歩の後など、犬がまったりと過ごしたい時間ですね。犬も人間と同じように食後はぼんやりしやすく、運動後も疲労で眠くなることがあります。

食事前のトレーニングもタイミングとして選びやすいですが、待ちきれずにそわそわしてしまうという場合は、別の時間を探してみるとよいでしょう。

3.合間のリフレッシュタイムを設ける

「おて」や「まて」など、その場にじっとさせてトレーニングに集中させたくても、何度もくり返すと犬は飽きてしまいます。

もし愛犬のテンションが下がってきたら、体を動かす遊びを入れて、適度にリフレッシュさせるとよいでしょう。

静的な動作の合間に、少し離れた場所から「おいで」と呼ぶ動的な動作を入れるのもおすすめです。

愛犬の「集中力」を高めるためには、愛犬が飽きないための工夫をしながら終始楽しめるトレーニングにすることが重要です。

4.しっかりと褒める

黒ラブと女性

飼い主さんの褒め方も、犬の集中力に大きな影響を与えます。トレーニングが成功したら「よし!」「いいこ!」などとハッキリとした口調でしっかり褒めてあげましょう。

褒められたことにより、犬は「もっとやりたい」とトレーニングに興味を持つようになります。逆にいえば、叱られるとすぐに嫌になるでしょう。そのため、なかなかうまくできなくても、イライラせずにぐっと堪えてくださいね。

また、ご褒美におやつを使うのは、犬の関心を引きつけるのに有効です。ただし、食べ物に興味がない犬は、集中力が続かない傾向があります。そんな時にも、褒めることに重点を置いて、何とか愛犬の集中力を伸ばしていきましょう。

また、関心を引きつけたいからといって、おやつのあげすぎはもちろん厳禁です。

5.絶好調の時にやめる

しつけトレーニングは、やめ時も重要です。犬の反応がよく、楽しそうな表情を浮かべている時にやめましょう。

「ここまで出来たから、もう少し頑張ろう」とつい飼い主さんは欲張ってしまいがちですが、犬の集中力が切れた状態で続けると、「もうこんなのやりたくない!」と嫌な印象を与えかねません。

トレーニングを嫌な気持ちで終えてしまうと、次回はますます集中力が欠けてしまう可能性が出てきます。その日によって犬もコンディションが変わるので、やめ時を見極めるのがポイントです。

「今日はこの辺でやめておこう」と、お互い楽しい気持ちで終えるように心がけてみてくださいね。

まとめ

ハイタッチをする犬

今回は、犬の「集中力」を高めるために欠かせないポイントについて解説しました。

犬に何かを教えるのは至難の業といえるほど難しく、飼い主さんの忍耐力が問われます。

愛犬にトレーニングを行う際には、お互いの意識を高めあえるタイミングを見計らいましょう。

そして、楽しく続けさせるのが犬の「集中力」を高めるポイントです。ぜひ今回ご紹介した内容をヒントにしながら、しつけトレーニングを行ってみてください。

関連記事

犬と一緒に寝るって本当にいけないこと?危険性と注意すること
飼い主から愛されている犬の特徴5選
犬がクーンと鳴く時の心理とは?
犬は再会を毎回喜んでくれている!きちんと触れて応えてあげよう
犬が耳を倒して『撫でられ待ち』していた結果…想定外な『まさかの結末』が面白いと915万再生「そこ撫でるんかい」「シュールすぎる」と爆笑

  1. 寮で食事した『女子大生59人発症』 「ウエルシュ菌」集団食中毒 調理施設を【無期限】営業禁止処分に…
  2. 日本郵便 フリーランス法違反疑い 380件の業務委託で取引条件が明示されず
  3. 青森の観光に影響広がる 鉄道の運休が追い打ち 震度6強地震から初の週末
  4. 「子グマが柿を食べている」スキー場近くにクマ出没で緊急銃猟 けが人なし 新潟・​南魚沼市​
  5. 「解決しないことはない」世田谷一家殺害からまもなく25年 集会には名古屋市主婦殺害事件の被害者の夫・高羽悟さんも
  6. 安倍元総理銃撃事件 裁判で明らかになった山上徹也被告と家族の壮絶な過去【報道特集】
  7. 【 訃報 】映画監督・原田眞人さん(76)死去「KAMIKAZE TAXI」「わが母の記」「クライマーズ・ハイ」など話題作多数 トム・クルーズ主演「ラスト サムライ」には俳優として出演
  8. 【 井川遥 】「2回目の人生じゃないのかな」日本人最年少でカンヌ監督週間選出の団塚監督を称賛「私より成熟してる」
  9. 中国でネット販売される旧日本兵の手紙「軍事郵便」 なぜ海外に散逸?【戦後80年 つなぐ、つながる】
  10. 猫がさりげなく守っている『マイルール』4選 こだわりを持つ理由や心理も解説
  11. 日中の緊張続く中… 南京事件から88年の追悼式典 現地で暮らす日本人は「あんまり外出しないように」
  12. 「ドーンと音がした」中古車販売店に車が突っ込み逃走 防犯カメラが瞬間とらえる 神奈川・綾瀬市