YouTubeに投稿されたのは、孤独な男と柴犬の運命的な出会いと葛藤。そして12年間の軌跡でした。
YouTubeで話題になっているのは、独身男性と柴犬の運命的な出会い、そして12年間の軌跡。あまりに感動的なエピソードと素直な葛藤を綴った様子は記事執筆時点で35万回を超えて再生されており、多くの反響が寄せられることとなりました。
孤独な男が売れ残りの柴犬と出会った結果…
YouTubeアカウント『孤独おじさんの生活』に投稿されたのは、飼い主さんと柴犬「食パンさん」が歩んできた12年間の軌跡を綴った動画。飼い主さんは20代の頃から『柴犬と共に暮らす』ことを夢見ていたのだといいます。
子どもの頃から犬との暮らしを経験し、その存在の偉大さを感じていたという飼い主さんですが、仕事に追われる日々の中でその夢もいつしか朧気に…。40代になり、さまざまな経験を経て再びその夢が再燃してきたのだそう。
震災を経験し、人生いつ何が起こるか分からない。だからこそ、叶えられる夢は叶えたい…そう考えたのだそう。しかし、365日毎日2回のお散歩、高額な医療費、そしていつか訪れる天寿…命をお迎えするという責任の重さを十分に理解していたからこそ、なかなか踏み出せなかったと語ります。とはいえ、夢を諦めることはできず、とあるペットショップへと仕事帰りに通うようになったという飼い主さん。
愛犬との運命の出会いと葛藤
そこで初めて出会った柴犬が「食パンさん」だったといいます。しかし、食パンさんは他の子犬たちと明らかに様が違ったのだそう。一般的にペットショップにいる子犬たちは生後3ヶ月ほど、食パンさんはすでに生後7ヶ月…つまり、売れ残ってしまった子犬だったのです。
大きくなった体は痩せ細り、柴犬らしい凛々しさもなく…出会った当初は『もう少し柴犬らしい子犬がいいな』なんてことも思ったという飼い主さん。しかし、1ヶ月が経ってもそこには食パンさんの姿がありました。まるで自分を待っているかのように。
そう感じ始めた時、一度抱かせてもらおうと店員さんに声を掛けたそう。そして初めて食パンさんに触れた様子を一緒に来店していた友人に写真を撮ってもらったところ…今までに見たことがないような、幸せに溢れたデレデレした表情を浮かべていたことに気づいたといいます。
それでも、命の重さに踏ん切りがつかずいつも通りペットショップを後にしようとしたところ…初めて食パンさんが『ワンッ!』と吠えたというのです。
『置いていかないで』『一緒に帰りたい』そんな言葉を掛けられたかのようなタイミングに、飼い主さんは食パンくんのお迎えを決断したのだそう。
12年間の軌跡…人生の好転に感動
お迎えから時は経ち、食パンさんは13歳に。食パンさんとの出会いで飼い主さんの人生は大きく変化したといいます。
平日毎晩飲んでいたお酒も絶ち、散歩のため毎日早起きをする日々に。さらに、その早起きした時間を活用し、副業と趣味を兼ね備えたYouTubeの動画投稿も開始できたといいます。すべて食パンさんとの同居生活がなければ実現しなかったこと。
飼い主さんは「心と体に豊かな生活を送るようになれたのは、すべて食パンさんのおかげ。食パンさんは私の天使です。本当にありがとう。長生きしてね。」と感謝を語っています。
この投稿には「お二人がいつまでも幸せに過ごせますように」「優しい方に出会えてよかった」「泣いちゃった」「感動…ただただ感動…」など500件を超えるコメントが寄せられています。
売れ残っていた犬と運命的な出会いを果たし、なるべくして家族となったふたり。食パンさんと飼い主さんの日常は日々多くの人々に笑顔とパワーを届け続けています。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「孤独おじさんの生活」さま
執筆:ayano
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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