猫の『ケガ・事故の応急処置』4つのタイプ別に解説 飼い主判断でやってはいけない注意点も

猫と暮らしていると、思わぬ事故やトラブルに遭遇するリスクは少なからず存在します。そのようなとき、猫がケガや負傷を負う恐れも想定されます。この記事では、万が一の時に行いたい猫の「ケガ・事故の応急処置」を解説します。

1.骨折

腕に包帯を巻かれる猫

骨折は猫にとっても重症度が高いケガ。交通事故や高所からの転落によって発生するケースが多いです。

骨折は目に見えて分からないことが多い負傷ですが、歩行が不安定だったり体に触ることを極端に嫌がったりする場合は疑うべきです。

猫が骨折している疑いがあるときは、骨折部をタオルなどで固定して動物病院で診察を受けてましょう。

猫が痛みで暴れる場合は無理して固定を行わず、ペットケージに入れて病院に連れて行ってあげてください。

2.出血

取っ組み合いの喧嘩をする子猫2匹

出血は猫同士のケンカによって発生するかみ傷・ひっかき傷で発生することが多いです。

厄介なのは、患部の範囲が小さかったり出血量が少なかったり、などの理由でなかなか気づきにくいところ。しかし、かみ傷・ひっかき傷は放置すると化膿や炎症に繋がる恐れもあるため早急な手当てが必要です。

猫が出血を伴うかみ傷・ひっかき傷を負った場合は、流水で患部を洗浄しましょう。出血が激しい場合は、ハンカチやタオルなど清潔な布を患部に当てて圧迫止血を図ります。圧迫止血はおおよそ5~10分間程度、出血している部位を圧迫してください。出血確認のために圧迫を緩めて、また圧迫したりを繰り返すと出血が止まりにくくなることがあります。

応急処置を施したら、すぐ動物病院に連れて行ってあげましょう。

3.やけど

ガスコンロを歩く猫

やけどは冬の季節に起こりやすいケガです。

ストーブやこたつなどに長時間当たり続けることで発生します。その他でも、ガスコンロの火や熱湯などでも、やけどを負うリスクは想定されます。

万が一、猫がやけどを負ってしまった場合は速やかに患部を冷水で5分以上冷却しましょう。冷却が完了したら、急いで動物病院に連絡を取り、連れていってあげましょう。

4.捻挫

猫をチェックしている獣医師

捻挫も室内で猫を飼うとき、気を付けてあげたいケガのひとつ。骨折同様、患部や程度が目視で判別しにくいのが難点です。

もし愛猫に下記のような症状がみられたら、捻挫の可能性を疑いましょう。

  • 患部が赤く腫れている
  • 患部が熱を持っている
  • 猫の歩行に違和感がある
  • 猫が体を触られることを嫌がる

猫が捻挫している疑いがあるとき、まずは患部を冷却しましょう。その後、できるだけ患部を動かさないようにしながら動物病院へ連れていってあげてください。

飼い主判断で応急処置をしてはいけないケースも

薬を飲まされる猫

応急処置は猫のケガなどを悪化させないことが期待できますが、逆に行わない方がいいケースも存在します。

  • 異物混入したものを無理やり吐かせる
  • 絆創膏や包帯を巻くだけで動物病院で診察を受けない
  • 負担が大きそうな体勢を長時間とらせる
  • 人間用の薬を猫に飲ませる

上記のような応急処置は、容体をよくするどころか逆に悪化させることに繋がりかねません。

正しい応急処置を知らない、もしくは正しい処置か自信がない場合は、急ぎ動物病院に連絡し、指示を仰ぎながら応急処置を行いましょう。

まとめ

救急箱と子猫

猫の応急処置を知っていれば、万が一目の前で猫がケガした時も迅速に処置を行うことができ、容体悪化を防ぐことが可能となります。

一方で誤った応急処置を行ってしまうと状況がさらに悪化してしまう恐れもあるため、正しい知識の下で処置することが何よりも重要です。

今回の記事を参考に、猫の応急処置の方法を頭に入れておきましょう。

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