東京消防庁の27歳の消防士が大麻を所持したとして警視庁に逮捕されました。逮捕のきっかけは、交番に届けられたバッグでした。
大麻取締法違反の疑いで逮捕されたのは、東京消防庁玉川消防署の27歳の消防士の男です。消防士の男は今年6月、東京・墨田区の路上で、乾燥大麻およそ3.8グラムを所持した疑いがもたれています。
捜査関係者によりますと、通行人の男性が男の身分証が入ったバッグを拾い、墨田区内の駅前の交番に届けたところ、中に大麻とみられる植物片が入っていたということです。
鑑定の結果、大麻と判明したことから、警視庁はきょう、男を逮捕しました。取り調べに対し、男は「大麻は自分のもので間違いない」と容疑を認めているということです。
警視庁は、男が大麻を入手したいきさつについて詳しく調べています。
玉川消防署の島倉宏明署長は「このたび当署職員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、都民の皆さまの信頼を損なったことに対し心からお詫び申し上げます。事実関係を詳細に確認し、厳正に対処致します」とコメントしています。