自民党の稲田朋美幹事長代理らが共同代表を務める議員連盟「女性議員飛躍の会」が総会を開き、来月の総裁選の立候補者に渡す「女性活躍」の実現に向けた提言のたたき台を示しました。
自民党・女性議員飛躍の会共同代表 稲田朋美幹事長代理
「女性活躍や女性の議員を増やすということをぜひ、この総裁選における大きなですね、私はテーマにしてほしいなと」
総会には稲田氏や永岡桂子・元文科大臣ら10名の女性議員が参加し、▼衆院と参院それぞれで自民党の女性議員の割合を30%以上とするための具体策を講じることや、▼女性閣僚の割合を30%以上を目標とすること、▼女性の国会議員がいない21府県で女性候補を擁立することなどを盛り込んだ提言のたたき台を示しました。
また、議連では総裁選の立候補者に対し、▼候補者や議席の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」の賛否や、▼婚姻後の氏についての考え方などを問うアンケートを作成し、提言とあわせて渡す考えです。
総会の出席者からは、総裁選をめぐり、「候補者の性別に関係なく女性活躍を政策論争における一つの大きなテーマにしてほしい」との意見が出たほか、「1人だけでなく複数の女性候補が出ることが望ましい」との声も上がったということです。