夏の便秘には“冷え”対策を!医師が勧める“摂るサウナ”『ショウガオール』の効果とは

2024-08-29 08:00
夏の便秘には“冷え”対策を!医師が勧める“摂るサウナ”『ショウガオール』の効果とは

夏に起こりやすい身体の不調といえば、熱中症や食欲不振などのイメージがあるが、中でも夏の“便秘”に悩む人が多いそうだ。食品の中間原料メーカーである池田糖化工業株式会社が全国の20〜50代男女のオフィスワーカー400名を対象に行なった「夏の冷え・便秘に関する意識調査」によると、夏に便秘になりやすいと感じた人は55%で、他の季節に比べ夏の便秘が辛いと感じる人は88%という結果だった。

※出典:池田糖化工業株式会社「夏の冷え・便秘に関する調査」

そこで、同調査の監修を行ったイシハラクリニック副院長の石原新菜先生に、夏に便秘になりやすい原因や対策についてお話を伺った。

医師・イシハラクリニック副院長 石原新菜先生 プロフィール

日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。2006年3月に帝京大学医学部を卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄で講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。著書に13万部を超えるベストセラーとなった『お医者さんがすすめる 不調を治す10倍ショウガの作り方』(アスコム)他、『読む冷え取り』(主婦の友社)、「『冷え』をとれば9割治る!」(海竜社)など、約70冊がある。ムック本などを合わせると100冊を超える。

夏に便秘になりやすい理由とは?

石原先生によると、夏の便秘の一番の原因は“冷え”。「夏は外が暑いため、薄着や、クーラーの効いた室内で長時間過ごしたり、冷たいものを飲んだり食べたりします。そのため、内臓が冷え交感神経が優位になり、その結果、血流悪くなり内臓の働きが鈍くなってしまいます。つまり、内臓の冷えにより腸の動きが悪くなることが原因で、夏は便秘になりやすいのです」(石原先生)

秋冬よりも夏の方が冷えやすい生活をしている現代人

「秋冬は外が寒く、自然に体を温めようと温かい服装にしたり、温かいものを飲んだり食べたりします。一方、現代人のライフスタイルとして、夏は薄着、クーラー、冷たい食べ物や飲み物、とトリプルで冷えやすい生活をしている人が多いです」と石原先生は説明。また、暑い夏は大量の汗をかくことにより便の滑りが悪くなる便秘もあるそうだが、現代人は熱中症予防のために水分補給を心掛け、涼しいオフィスや家で過ごすことが多い。そのため、水分不足での便秘の人よりも、“冷え”による便秘に悩む人が増えているのだという。

池田糖化工業株式会社が行った調査においても、夏に職場の気温が低いことにより身体の冷えを感じたことがある人は78%。また、冷えを感じる環境下では便秘になりやすいと答えた人は54%だった。身体が冷えてしまうことで、便秘になりやすくなる人が多いことが調査結果からも窺える。

※出典:池田糖化工業株式会社「夏の冷え・便秘に関する調査」

<冷え性の3パターン>

冷え性は大きく分けて、①手足だけ冷たい「末端型冷え性」、②下半身が冷たく、上半身は暑く感じる「下半身型冷え性」、そして③内臓が冷えることにより内臓の働きが落ち、免疫力が低下してしまう「内臓型冷え性」の3つがある。中でも「内臓型冷え性」は、60~70代に多いが、若い人であっても夏だけ一時的に「内臓型冷え性」になる人が増えるそうだ。

お腹が冷えると下痢にも…。男女でも症状に違いが!

夏の便秘の原因は、冷やす生活による内臓の“冷え”とのことだが、お腹を冷やすと下痢になるという人も多いのでは?石原先生によると、冷えた時に下痢になりやすいのは男性に多く、便秘になりやすいのは女性だという。女性は男性よりも筋肉量が少なく、便を出すための腹圧が弱い。また、体温も男性に比べて低く血流が悪いため、便秘になりやすいそう。

夏の便秘の対処法は“内臓を温めること”

石原先生は「夏は、外にいる時は水分をしっかり摂って、身体を冷やし、熱が籠らない服装など“熱中症”対策を。一方、室内で長時間クーラーの効いた場所で過ごすときは、温かい飲み物を飲む、靴下を履く、ひざ掛けをするという“冷え”対策をしましょう」とアドバイス。同じ季節でもどこにいるかで対策を変える必要があるという。

夏の冷え対策にオススメ!“摂るサウナ”『ショウガオール』の効果

夏の冷えや便秘に悩む人に向けて、石原先生がおすすめするのは、通称“摂るサウナ”とも呼ばれる『ショウガオール』。『ショウガオール』は、生姜を加熱・乾燥させることで生成される成分で、「血流促進効果」や「便通改善効果」といった、サウナに似た美容・健康効果が期待できるそう。生姜の辛み成分には『ジンゲロール』と『ショウガオール』があり、血管を開かせて血流を良くし、臓器の働き・動きを良くする効果があるという。どちらも血管を開かせる作用があるが、『ショウガオール』の方が脂肪を燃やして熱を作る働きもあり、より体を温めることができるそうだ。

『ショウガオール』のおすすめの摂り方は?

生の生姜に含まれる『ジンゲロール』が、加熱や乾燥などにより脱水反応を起こし『ショウガオール』に変化する。そのため、すりおろした生の生姜をそのまま熱いものに入れたり、フライパンで炒める、鍋料理に入れたりすることで簡単に摂り入れることができる。また、生姜は皮ごとすりおろしていただくのがおすすめ。市販のジンジャーパウダーを使用しても良いそうだ。また、市販の生姜チューブは、保存料が入っていたり新鮮な物より香りが劣ったりするが、持ち運びしやすく手軽に使えるメリットが。自分に合った形で生姜を摂り入れよう。

石原先生おすすめの効果的な『ショウガオール』の摂り方

「生姜のいいところはなんにでも合うところ。飲み物にも食べ物にも、料理からスイーツまで色々なものに合います」と話す石原先生は、味噌汁に生姜をたくさん入れて食べているそう。「味噌汁やミネストローネなど温かいスープ、ココアや紅茶にもよく合い、発酵食品の甘酒に入れれば腸内環境を整えるダブルの効果が期待できます。発酵食品の善玉菌と、お腹の中で菌が増えるように食物繊維を摂ることで腸内環境を整え、ショウガオールで動きを良くするのが腸活のポイントです」(石原先生)

どのくらい摂り入れると効果的?

効果的な生姜の量は、生の生姜で1日当たり20g。親指2本分の大きさが目安とのこと。ジンジャーパウダーなら1日たったの2グラムでOK。生姜効果の持続時間は3時間ほどと言われているので、こまめに日中摂るのがポイント。また、生姜はアメリカの食品医薬品局(FDA)が「ジンジャーは副作用のないハーブ」と定めているように、たくさん食べても問題はないという。生姜が好きな人はたっぷりと摂るといいだろう。一方、副作用はないものの、生姜を食べると汗が噴き出たり、脈が速くなるような感じがしたりして嫌だと感じる人は、自分の好む範囲に調整して摂るようにしよう。

生姜をたくさん摂り入れて不調を改善しよう!

生姜は、血流促進効果や便通改善効果の他にも、殺菌作用や抗ウイルス作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、さらに血圧やコレステロール値改善など、さまざまな健康効果が期待できる「万能ハーブ」。「現代人は低体温の人が多く、冷えによる不調がすごく多いです。生姜を摂って身体から温めていくと、それぞれの臓器の働きが良くなるので積極的に摂ってほしいですね」(石原先生)

料理家 井澤由美子さん考案「たっぷりショウガオールレシピ」

ここで、『ショウガオール』を日々の食事で簡単に取り入れられる、料理家の井澤由美子さん考案の「たっぷりショウガオールレシピ」をご紹介しよう。

【トマトとカボチャのジンジャースープ】

■材料(2人分)
ミニトマト 280~300g
カボチャ 250g
玉ねぎ 70g
皮付きおろし生姜 大さじ2
オリーブオイル 大さじ1
A:昆布出汁 150~200cc、塩麹 小さじ2~3

■作り方
1.カボチャは種をとり、水で濡らしてラップで包み、600wの電子レンジで7~8分温め、アルミホイルを巻いて蒸らしておく。
2.玉ねぎは4等分に切り込みを入れてレンジに4分かける。トマトはヘタをとって半分に切る。
3.鍋にオリーブオイルと2を入れて炒め、生姜を加えて中弱火で4~5分煮る。火を止め、1のかぼちゃの中身をスプーンですくって加える。ハンドミキサーにかけて好みの加減のペーストにし、Aを加えてさらに2~3分ほど煮て器に盛る。
(おろし生姜、塩少々とオイルを適宜混ぜたジンジャーオイルをお好みでかけても)

■ポイント
身体の内側から温めてくれる生姜と食物繊維たっぷりのトマトとカボチャ。そして、腸活効果のあるオリーブオイルを使用したスープで夏冷え・夏便秘対策にぴったりなメニュー。また、塩麹、玉ねぎと合わせることでさらに温活・腸活の効果が高まる。

【鶏胸肉と生姜の大人のチキンナゲット】

■材料(2人分)
鶏胸肉 1枚 300g
粗塩 小さじ半
揚油 適宜
A:おろし生姜(おろし生姜はジンジャーパウダーでも可)、マヨネーズ各大さじ1、好みのスパイス少々、卵(小)1個、小麦粉大さじ3、片栗粉大さじ3

■作り方
1.鶏肉は削ぎ切りにして、粗みじん切りにして軽く叩き、ポリ袋に入れて塩小さじ半を袋の上からよくもみ込む。Aを全て加えて更によくもみ込む。
2.フライパンに油を1cm入れて温め、ひと口大にスプーンなどですくって入れ、両面が狐色になるように揚げ焼きする。ジンジャーパウダーをお好みで適宜振っても。

■ポイント
生姜の香りが楽しめる少し大人なチキンナゲット。夏バテ予防にオススメな鶏胸肉と温活・腸活効果のある生姜を使った夏にピッタリな一品。手軽に作れるのでおかずにもおやつにもオススメ。

料理家 井澤由美子さん プロフィール

旬の食材の効能と、素材の味を生かしたシンプルな料理が得意。江戸っ子らしい気さくで温かみのある人柄も人気。発酵食レシピの開発がライフワーク。中医学・薬膳にも造詣が深く、食で根本からカラダを整える食養生を提案。レモン塩、乳酸キャベツブーム等の火付け役としても知られ、手作りの良さを伝えている。NHK「きょうの料理」「あさイチ」などの料理番組の他、企業CM、カタログ、映画、身体に優しい商品開発を多く手掛け、著書多数。東京食薬LABO主宰。8月に「腸活のスーパーフード・まるごと海藻レシピBOOK」を発売。

池田糖化工業株式会社「夏の冷え・便秘に関する調査」概要
調査方法:WEBアンケート方式
調査対象:全国20代~50代の男女オフィスワーカー
対象者ボリューム:n=400
調査実施日:2024年6月24日(月)~2024年6月25日(火)
調査主体 :池田糖化工業株式会社
調査監修者:石原 新菜先生

■池田糖化株式会社について
人々の食卓を「素材」から支える池田糖化工業株式会社は1904年に創業した食品の中間原料メーカー。創業当時は水飴の製造を行っていたため社名を“糖化”と名付けている。創業後は水飴だけではなく、着色料のカラメルの製造を開始。現在は粉末調味料、液体調味料、フルーツソース、レトルトなど、食品の中間素材メーカーとして中間原料を主に多岐にわたる製品を製造し、人々の食卓を「素材」から支えている。
池田糖化株式会社HP:https://www.ikedatohka.co.jp/company/message.html

今回、夏は便秘で悩む人が多く、その原因は“冷え”であることがわかった。筆者は慢性的な便秘に悩む一員であり、水分やビフィズス菌などを意識して腸活してきたのだが、“冷え”対策が便秘の改善に繋がるというのは目から鱗。そして、“冷え”対策に効果抜群な『ショウガオール』にすっかり魅了された。現代人のライフスタイルは冷えやすく、夏の便秘をはじめ、“冷え”によるさまざまな不調が多いとのこと。この機会に“摂るサウナ”『ショウガオール』で身体を“整えて”みるのはいかがだろうか。

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