犬は感情豊かな動物です。科学的には証明されていなくとも、飼い主に愛情や感謝の気持ちを伝えていると考えられています。今回は、犬が飼い主に「ありがとう」を伝えているときに見せるサインを見てみましょう。
犬はどんなときに飼い主に感謝しているの?
犬は感情豊かな動物として知られていますが、他者への感謝の気持ちがあるかどうかは科学的に解明されていません。しかし以下のような場面では、飼い主に対して深い愛情を示していると考えられています。
- 食べ物を与えてくれたとき
- 散歩に連れて行ってくれたとき
- 遊んだりスキンシップを取ってくれたとき
このように自分に嬉しいことをしてくれる飼い主に対して、感謝に似た愛情を行動や仕草で自ら示す犬は多いです。
犬があなたに『ありがとう』を伝えているときのサイン5選
では、犬が飼い主に「ありがとう」に似た愛情を伝えているとき、どのような行動や仕草を見せているのでしょうか。犬からの感謝サインを把握して、こちらもアイコンタクトやスキンシップで返してあげましょう。
1.口周りをぺろぺろと舐めてくる
口や顔周りをぺろぺろと舐める行為は、犬にとって愛情表現の一種です。子犬が母犬に甘えるときや、母犬が子犬のお世話をするときに見られる行動を似ているため、親子のような愛情表現に使われると考えられます。
お話ししたように犬が飼い主に感謝しやすい状況で口周りをぺろぺろと舐めてくるときは、「ありがとう」「楽しかった」「美味しかったよ」と伝えてくれているのかもしれません。
2.手をぺろぺろと舐めてくる
相手の手をぺろぺろと舐める行動も、顔周りを舐める行為と同じように愛情を示す行動と考えられています。飼い主の多くは顔や口周りを舐めることを「ダメ」と教えているため、その代わりに手を舐める犬も多いようです。
ご飯を食べた後や遊び終わった後など、満足感に浸っているときに手を舐めることで「ありがとう」と伝えてくれる犬は多くいます。
3.頭をすりすりと擦り付けてくる
「ご飯おいしかったよ〜」「散歩楽しかったよ〜」というように、感謝と満足感を伝える方法として、自分の頭や体を飼い主の擦り付ける行動で示す犬も多いです。
まるで甘えるように感謝を伝えてくる行動に、多くの飼い主も「感謝を伝えてくれているのかな」「満足そうだな」と感じ取っているでしょう。
4.柔らかい表情でじっと見つめる
親しい人とのアイコンタクトは、犬にとって愛情表現や信頼の証です。飼い主に感謝の気持ちを抱きやすい場面で、じっと柔らかい表情でこちらを見つめてくるときは、「ありがとう」「感謝しています」と伝えてくれているのかもしれません。
また、のんびりリラックスしているときに飼い主を見つめているときは、飼い主がいてくれることへの安心感を実感していることもあります。
5.左右に大きくしっぽを振っている
犬のしっぽは心理が色濃く反映される部分です。しっぽを振っているからといって、必ずしも喜んでいるとは限りませんが、左右に大きくしっぽを振っているときは、喜びや満足感を表していることが多くあります。
散歩中や散歩の前後、遊んでいる最中など、左右に大きくしっぽを振っているときは「楽しい時間をありがとう!」と喜びを伝えてくれています。
まとめ
いかがでしたか。犬に「感謝」という概念があるかどうか判明していませんが、感謝に似た愛情を飼い主に伝えていることは多々あります。
今回紹介したような「ありがとう」サインを見せてくれたときは、飼い主側もアイコンタクトや声かけ、スキンシップで返してあげましょう。
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