コンテンツ産業の活性化に向けた官民合同の会議の初会合が開かれ、日本を代表する映画監督の是枝裕和氏や俳優の大沢たかお氏らがコンテンツ制作現場の労働環境改善を求めました。
大沢たかお氏
「いろんなことが世界基準になってきたんで、そのハラスメントだけではなくてね、労働環境とか条件とかそういうものを整えていくことが大切なのかなというのは個人的には思います」
是枝裕和監督
「人材育成を一番担うのは制作現場なので、まずそこをちゃんと働いて生活ができる場所に改善していくために何ができるかっていうのを中心にお話しました」
映画など映像制作の現場では近年、長時間労働や低賃金などにより、人材不足が深刻な問題となっています。
これを受け、政府は日本のコンテンツ産業を基幹産業と位置づけたうえで設置した「コンテンツ産業官民協議会」と「映画戦略企画委員会」の合同会議を初めて開きました。
参加した是枝監督ら委員は、▼労働環境の改善や、▼次世代のクリエイターの育成、▼映画教育などの必要性を訴えていて、今後、政府としても政策に反映させていく方針です。