- クレードIIよりも感染率と死亡率が高いクレードIを検出するように設計されたNovaplex™ MPXV/OPXV plus アッセイ(RUO)を導入
- WHOが発行した目標製品プロファイル(TPPs)を遵守し、ウイルス株の正確な検出を提供
- 国際的な取り組みを支援し、エムポックスの世界的な流行に関する研究に欠かせないツールを医療従事者に提供
【ソウル(韓国)、2024年9月19日 /PRNewswire】 PCR分子診断のトータルソリューションを提供する韓国の大手企業、Seegene(シージェン)は本日、アフリカで現在流行しているエムポックスウイルスの変異体、クレードIbの蔓延に対処するため、新しいタイプの研究用(RUO)PCRアッセイを導入すると発表しました。
新しく導入されたNovaplex™ MPXV/OPXV plus アッセイ(RUO)は、エムポックス疾患を引き起こす3つのターゲット、すなわち非天然痘オルソポックスウイルス(OPXV)、エムポックスウイルス(MPXV)、および特異性の確認によりエムポックスウィルス(MPXV)のクレードIを検出するように設計されています。MPXVクレードIは、MPXVクレードIIよりも感染率と死亡率が高いものです。
この製品のアッセイは、WHOが発行した目標製品プロファイル(TPPs)の推奨項目を遵守しています。目標製品プロファイルは、エムポックスを引き起こすウイルスを検出するための新しいアッセイを開発する製造業者、サプライヤー、研究者向けの指針です。さらに、この製品のアッセイは、エムポックスのクレードIとクレードIIを区別するための推奨目標分析基準にも従っています。
Seegeneは、エムポックスの流行に関してWHOが2024年8月に宣言したPHEIC(国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態)に迅速に対応しており、同社は、エムポックスウイルスを検出するための2つのアッセイを開発し、必要としている国々に製品を供給する計画を発表しました。
このうち、Novaplex™ MPXV/OPXV アッセイ(RUO)は、MPXVクレードIおよびクレードIIとOPXVの感染を検出するように設計され、Novaplex™ HSV-1&2/VZV/MPXV アッセイ(RUO)は、MPXV、単純ヘルペスウイルス(HSV)タイプ1および2、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の4つのウイルスを同時に検出するように設計されています。これらの製品は、WHOが発行したTPPsにも準拠しています。
「エムポックスの蔓延が止まらない中、感染国で高まる研究需要に応えるため、私たちは、エムポックスの原因ウイルスを検出する新しいRUOアッセイを開発しました。当社は、エムポックスの拡散を抑制する世界的な取り組みを積極的に支援していくことをお約束します」とSeegeneの取締役副社長兼最高グローバルセールス&マーケティング責任者であるDaniel Shin氏は述べています。
2022年、Seegeneは、独自の試薬開発の専門知識と自動化された試薬開発システム(SGDDS)を活用し、Novaplex™ MPXV アッセイ(RUO)を開発しました。
アフリカ疾病管理予防センター(Africa CDC)によると、2024年1月から2024年9月6日までの間に、アフリカ連合(AU)加盟国全体で感染を疑われる事例が合計24,851件、感染確定事例が5,549件、死亡例が643件報告されています。エムポックス変異株は現在、アフリカ諸国を超え、スウェーデン、パキスタン、フィリピン、ヨルダン、タイなどに広がっています。
■Seegeneについて
Seegene(シージェン)は、マルチプレックスPCR技術において23年にわたる研究開発、製造、事業を行ってきた経験を持っています。この専門知識は特に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの際に、世界100カ国以上で3億4,000万回を超えるCOVID-19検査を提供して注目されました。SeegeneのマルチプレックスPCR技術の大きな特徴は、同様の症状を引き起こす14種類の病原体を単一のチューブで同時に検査し、病気の重症度と相関する感染プロファイルの定量的情報を提供できることです。
Seegeneの詳細については、Seegene.comをご覧ください。またlinkedin.com/company/seegene-incをフォローしてください。