アブダビ(UAE), 2024年9月10日 /PRNewswire/ -- アブダビ・グローバル・マーケットを拠点とする専有資産管理会社、Offset8 Capital Limitedは、COP28のBest Forestry Initiative in Africa(アフリカにおける最優秀林業イニシアチブ)でNDC投資賞を受賞したiRiseとの資金調達取引の締結を発表しました。
Regenerating the warm heart of Africa - Malawi
プロジェクトが順調に進んでいる現在、Offset8とiRiseは、マラウイ政府にiRiseのClimate and Community Transformation Program(気候・コミュニティ変革プログラム)の進捗状況を報告しました。このプログラムは、マラウイの6,000ヘクタールの荒廃地の復旧、140,000台を超えるクリーンな調理ストーブの配備、および食糧安全保障の向上に重点を置いています。
この取り組みの中心となるのは、大規模な森林再生活動です。これは、600万本の在来樹木を植え、400万本以上の樹木の伐採を防ぐ計画です。炭素隔離、生物多様性の復活、土壌再生にとって、これはいずれもきわめて重要です。
アフリカ全土では、有害な調理法が原因で、毎年370万人以上が早世しています。マラウイ人の91%は薪と木炭に依存しており、それが深刻な健康問題と広範囲にわたる森林破壊を引き起こしています。このプロジェクトは、地域社会に清潔な調理用ストーブを無償で提供することで、公衆衛生を直接改善し、森林破壊を軽減しています。
気候変動の影響により、マラウイの農業依存人口の農業生産性は大幅に低下しました。これに応え、iRiseプログラムは、25,000人分の食料を賄う年間3,000トンのトウモロコシを追加生産することで食糧安全保障を強化し、5,000人の自給農業を支援しています。
このプロジェクトにより、300人の常勤および複数年雇用と1,500人の季節労働が生まれると予想されています。この包括的なプログラムは、森林再生、クリーンな調理、持続可能な農業を、相乗効果のあるソリューションに統合します。それぞれの要素が互いを強化することで、地域社会の多様なニーズを満たす総合的なアプローチが生まれます。これらの取り組みを組み合わせることで、マラウイの15万人の生活に良い影響を与えることができます。
マラウイ共和国副大統領兼天然資源・気候変動担当大臣のMichael Usi氏は「マラウイがカーボン・ファイナンスの選択肢となっていることを嬉しく思います。マラウイに対するこのプログラムの実施を歓迎します」と述べています。マラウイ政府は、このプロジェクトに対して認可状(LOA)を発行しました。このLOAにより、プロジェクトが発行する炭素クレジットは、国連パリ協定第6条に基づいて取引できます。
Offset8は、マラウイとの第6条協定に署名したスイスの企業、そして高品質の炭素クレジットへの需要が高まっている日本とシンガポールの企業から、このプロジェクトに対する国際的な関心が高まっていることを確認しています。
Offset8の共同創設者であるJules Maitrepierre氏とIvan Mozharov氏は、「地域社会のニーズに対応する総合的なアプローチと、環境保全を保証するICVCMのCore Carbon Principles(コア・カーボン原則)への取り組みにおいて、iRiseをサポートできることを誇りに思います」と述べています。
iRiseのCEOであるAlex Pettefer氏と、iRiseのソリューションの設計者であるJason Rosamond氏は、「カスタマイズされた資金調達方法を構築し、グローバル・ネットワークを活用するOffset8の能力は、現地の状況を尊重しながら、マラウイで私たちの影響を拡大する上で理想的なパートナーです」と述べています。
ADGMのFinancial Services Regulatory Authority(金融サービス規制庁)の管理下にあるOffset8 Capital Limitedは、このプロジェクトに資金を提供するOffset8 Holding Limitedの財務顧問を務めました。
動画 -https://youtu.be/LeMZ8kHUEhk
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