ケガをしていたり何かの罠にかかってしまった子猫を助けたいと思う気持ちは大切です。ですがどんな事情があろうといきなり保護施設に置いて行くのは考えて欲しい、そんな投稿主さんはそれでも子猫のために奮闘します。「みんなで協力して命を繋ぐ活動をしたい」という言葉も胸に刺さります。
YouTubeチャンネル「にゃんとりすけ」に投稿されたのは、粘着トラップにかかってしまったという子猫のその後の様子です。なぜかひどいケガをしていたという子猫の姿に動画再生数は4万回を突破し、「元の綺麗な状態に戻れます様に」「りすけさんの優しさがきっとこの子に通じていると思います」といったたくさんのコメントが寄せられています。
突然連れてこられた子猫
この日、突然子猫を保護したという人が投稿主の「りすけ」さんのところに現れたのだといいます。何でも粘着トラップにかかっていた上に右腕に大きなケガをした子猫とのこと。その人は3万円と子猫を置いて行ってしまったのだそう。今回は子猫を預かってしまったものの「連絡もなしにシェルターに直接来られるのはご遠慮ください」とりすけさんは語ります。
何はともあれケガをしている子猫を放ってはおけないと、りすけさんは動物病院へ行ったのだそう。右腕は筋肉がむき出しになっているというひどい状態で、保護主さんから「ゴキブリホイホイにかかっていた」という話は聞いていたものの「ゴキブリホイホイでこんな皮膚の状態になるものだろうか」と疑問に感じたというりすけさん。
粘着物の除去に奮闘
動物病院の帰りに粘着物を除去するための準備をしたというりすけさん。小麦粉とサラダ油で根気よく綺麗にしていくというもののようです。
小麦粉を投入したところで子猫の空腹に気付いたのだそう。カリカリをお皿に入れると物凄い勢いで食べ、お腹が落ち着くとりすけさんに威嚇を始めたのだそう。
ちゃんと伝わった「助けたい」
子猫の傷の負担にならないように丁寧に作業をしていくりすけさん。その「助けたい」という気持ちが伝わったのか、子猫はいつしか喉をゴロゴロ鳴らしてくれたといいます。
小麦粉まみれの体をシャンプーしてあげたい気持ちはあれど、傷に沁みることを考えるとまだ出来ないと語るりすけさん。当初は「手伝いに来る」と言っていた保護主さんから約束を反故にされても子猫を救いたいという気持ちは変わらないといいます。そんな彼の姿はまさに頭が下がる思いです。
粘着トラップにかかってしまった子猫の投稿には、「りすけお兄さんがかなりアワアワしながら焦りながらパニックになりながら・だけど子猫のふうちゃんの事を気にしながらベタベタを取っている事がこちらにも伝わって来ます」「こんなに酷い状況だったんですね」「元の綺麗な状態に戻れます様に」「どんなに怖くて痛い思いをしていたのかと思うと胸が締め付けられそう」「こんなに小さな体で痛みと恐怖心と戦っているのに空腹にも耐えていた事に胸が詰まります」「小麦粉と油は動物病院のサイトでよく紹介されている方法で良いですね。子猫ちゃん良くなっていきますように」といったたくさんのコメントが寄せられています。
YouTubeチャンネル「にゃんとりすけ」では、『保護シェルターにゃんと』で暮らすたくさんの保護猫さんたちの様子を観ることができます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にゃんとりすけ」さま
執筆:玲愛
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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