気象庁は、巨大地震の発生が予想される南海トラフ沿いの地震活動について毎月または臨時で評価・検討を行う「南海トラフ地震評価検討会」の6人の委員のうち、名古屋大学名誉教授の山岡耕春氏がきのう(18日)付で退任し、きょう(19日)付で京都大学防災研究所教授の西村卓也氏が新たに委員に就任したと発表しました。
今回の委員の交代は、山岡氏がきょう付で原子力規制委員に就任することに伴うものです。
「南海トラフ地震評価検討会」は地震研究者6人で構成され、毎月、定例の会合を開き、最新の観測データをもとに南海トラフ沿いの地震活動について評価・検討を行っています。
先月8日には日向灘でマグニチュード7.1の大地震が発生したことを受けて初めて臨時の会合を行い、その評価結果を受けて、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。